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ページ20

一通り泣いた後、アズミ達はパームを連れて移動することにした。

「にしてもやっぱり不安だわ」

先ほど言った通り、パームはこんな姿になった自分を見てゴンは嫌うんじゃないかと不安そうだ。

「そんな事言わないでください!さっき師匠が言った通り蟻と仲良くなったんですよ!」
「うん。その蟻の見た目が眉毛が太いタコとカメレオン人間なんだ。」
「中身は人間そのものだから絶対大丈夫さ」

不安げなパームに言っているとだ。

ドオォン

「「「「!!」」」」

大きな破壊音が聞こえた。4人は急いで走る。破壊音が聞こえた場所に到着するとだ。

「イカルゴ!?」
「ホントだ!おーいイカルゴー!」
「こっちー!」

少し離れたところにイカルゴが居た。キルアはイカルゴが居たことに驚き、アズミと無一郎はイカルゴを呼ぶ。

「キルア!!アズミ!!ムイチロー!!」

3人はパームを示す。それを見たイカルゴは驚く。

「パーム…!!」

行方不明だったパームが生きていたことに驚くイカルゴ。3人はパームの事を説明する。それを聞いたイカルゴは改造されてしまった事には驚いたが正気に戻ってくれたことに安心した。ゴンの事はゴンの意思を尊重(つまり邪魔をしないこと)するため、一旦ナックルたちを探すことにした。

しばらくして…

「パァァムゥゥゥゥゥ!!!」
「生きててよかったぁぁぁぁぁぁ!!!」
「あー可哀想に改造されちまってよぉぉぉぉ!!!」

ナックル、メレオロン、ドフは改造されつつも生きててくれたパームを見て号泣しながら心から喜んだ。

「心配させてごめんなさい」
「いやイイ!!お前が生きててくれて良かった!!ノヴさんに会ったらちゃんと安心させてやれ!!」
「ええ」

とりあえず3人を落ち着かせた後、この後はどうするかを話し合う。

「終えるか続けるか」

王と護衛軍を分断し、ネテロに王討伐を託す。役目を終えた。後はナックルの言う通りこのまま終えるか、それともまだ参加を続けるかだ。ナックルは納得いくまでやるだ。それはキルア達も同じ。なので全員このまま続けることにした。

***

ゴンとピトーの所に到着するとピトーは治療を終わらせ、女の子は意識を取り戻していた。そしてゴンから女の子を託された。

(ゴン……この子を人質に)

いつもならこんなことをしないゴンが無力な女の子を人質にした。そのせいでアズミは不安そうだ。そうしている内にゴンとピトーは猛スピードで去った。

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作者名:AYAAYA | 作成日時:2020年11月29日 14時

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