密入国 ページ14
キメラ=アントを倒すため、奴らがいる国へ密入国したゴン達は一旦別れてこうどうすることになった。
「まちやがれー!!」
「待たない!!」
アズミに襲い掛かる馬型の蟻。アズミは逃げるふりをしている
「ドンピシャ―!!」
「!」
前からも蟻が現れた。アズミは構える
(霞の呼吸・弐ノ型 八重霞)
ザシュザシュザシュ
「「グハァ!!」」
八重霞によって倒された。蟻が地面に転がった。
「ふー…さすがに」
アズミはかなりの蟻を相手にしている。そのためか流石にボロボロ。更に後ろ髪を掴まれたため、すぐに切って離れたたのだがそのせいでざんばら髪になってしまった。
(ビスケ怒るな)
髪は女の命。美容系が好みのビスケは怒り狂うだろう。
ブーブー
「!」
ケータイのバイブが鳴った。アズミはすぐさま蟻がいないかを確認した後、電話に出る。
「もしもし」
《アズミ?大丈夫?移動できる?》
無一郎からだった。
「師匠!……無事かどうかは微妙ですけどすぐに移動できます。」
《それはよかった。ナックルさん達が合流しようって連絡して来たの。マンダイ市だって》
「わかりました。すぐに行きます」
ピ
「………師匠無表情になるな」
アズミはマンダイ市へ向かった。
***
「なっ泣いてねーよバカてめェしばくぞコラ」
(あ、ナックルさんの声だ。分かりやすい)
一旦、アズミは木の陰に隠れる。
「師匠。ゴン。皆さん」
「あ!アズミだ!」
「お帰りアズミ」
「なんだ嬢ちゃん。なんで隠れるんだよ」
ゴンと無一郎は嬉しそうに言うがナックルは疑問を言う。
「えーとちょっと事情が……とりあえず大声は出さないで」
「うん。わかった」
ゴンは普通に即答する。アズミは皆の前に出た。
『!?』
ゴン達はやっぱりビックリする。
「アズミどうしたのその髪!!」
「誰にやられた!?ひでーな!!」
「ゴン、ナックルさん!しー!」
やっぱり大声を出したゴンとナックルを静かにさせる。そして無一郎はというと
「アズミ……誰にやられたの」
((あーやっぱり))
「「「うお!」」」
やっぱり無表情だった。アズミとゴン以外はドン引きである。
「あ、蟻に後ろ髪を鷲掴みされちゃいまして、すぐに離れるために刀でバッサリと」
「うわぁ豪快」
「……そっか。それはしょうがないね。ほら、おいで。整えてあげるから」
無一郎は念をハサミ状に変えてアズミを呼んだ。
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作者名:AYAAYA | 作成日時:2020年11月29日 14時