少女ハンターは霞の使い手 その参

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その後も交換する5人。半分はちゃんと本物を渡し、もう半分は偽物を渡そうとした(当然バレた)。するとゴンはふと思う事が出来た。

「もしかしてあの村の人達の病気って呪いじゃないのかな――—って思ったから」
「あの村って?」
ビスケは身ぐるみをはいだ山賊たちだとわかった。

「アズミどういうこと?」
無一郎の問いにアズミとゴンは答える。

「この島にも山賊たちがいるんですけど風土病に罹っているんです。なので薬代を恵んでほしいと見事な土下座をされたり、ゴンとキルアの服を分けてほしいとお願いされました。」
「キルアが言うには助けたらお礼にアイテムを貰えるはずだったんだけどね。貰えなかったよ」

普通のゲームでは貰えるのだが、グリードアイランドはただのゲームではないから貰えなかったのだ。それにだ。

「カードじゃないからダメだわね」

ビスケの言う通り、彼らはカードではないからゴンの考えは無理。しかしだ

「やってみる価値あるな」

キルアがやってみる価値があるっと言ったのだ。

「え?どういうこと。」
「あの人たち治せるの!?」
「カードじゃないから無理だわさ」
「何か考えがあるの?」
「少女シリーズとか街に行く途中に現れる怪物がカードになるだろ?だから山賊たちもカードに出来る可能性が高いってことだ」
「あ!そっか!」

確かに生き物もカード化できる。つまり山賊たち人間もカード化できる可能性が高い。なので5人は山賊の村へ行くことになった。

＊

山賊の村へ到着した5人は風土病が治るかもしれないと説明する。すると山賊は「信じましょう」と言ってくれた。その瞬間

ボン!!ボン!!ボン!!ボン!!

「!!」
「カードになった!」

キルアの考えた通り、カードになった。ゴンはカードを拾う。「病気の村人」から「元気な村人」に変わった。

「ゴン!」
「うん!ゲイン!!」

ゴンが言うと元気になり大喜びの山賊たちが現れた。

「ありがとうございます!!ぜひ お礼にこれを……」

そう言って一人が綺麗な箱を差し出す。普通のゲーム通りお礼が貰えた。

「「奇運アレキサンドライト」ゲット――—!!」

こうして奇運アレキサンドライトを手に入れた5人であった。

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