少女ハンターは霞の使い手 その参

奇運アレキサンドライト ページ48

沢山集めた5人。これからは自力で取得できそうなカードは全部取っていきつつ、途中で出会ったプレイヤーとカードの交換することになった。

「じゃ 早速新しい街に行く?」
「「おうっ」」「「行く」」

5人は次の街へ出発した。しばらくして…

ボン

ゴンの本が勝手に出てきた

「!」
「本が出た!」
「てことは…」

《他プレイヤーがあなたに対し「交信」を使用しました》

「来た」
「よし!交渉するぞ」

5人はあらかじめ決めていた通り、交渉することにした。

《いやー初めまして。君が集めたカード1枚と交換したいんだけど》
「何がある?」
「同じものだったら交換しないよ」

ゴンとアズミの言葉に相手は《魔女の若返り薬はどうだ?》と言って来た。

「(それは入ってなかったよ)」

無一郎は小さい声で伝える。

「(それじゃあダブってるやつと交換するか)」
「(なら長老の毛生え薬にする?)」

そのビスケの問いに4人は頷く。

「長老の毛生え薬」
「それ以外は絶対ダメだぜ」

ゴンとキルアが言う。

《それじゃあ魔女の若返り薬と長老の毛生え薬を交換しよう》

その後、待ち合わせを決めた5人はそこへ向かう。その途中

「あ、受け取るのはゴンにしよう」
「え?どういうこと?」

無一郎の言葉に疑問符を浮かべるゴン。キルアはすぐに理解した。

「なるほど。偽物だったらかなりマズイ」
「でもこっちには「聖騎士の首飾り」がある。」
「それを見につけているゴンが受け取った方が良いだわさ」

キルア、アズミ、ビスケの説明にゴンは納得した。

「分かった!俺が交換するよ!」

こうして5人は待ち合わせ場所にいた相手と交換することになった。………ただし

ボン

「「「「「あ」」」」」
「げ」

魔女の若返り薬ではない違うカードになった。偽物を出したことに5人は物凄く呆れた表情で相手をじ――—――—……と見る。

「あ、ああ!間違えた！こっちだこっち!」

そう言って慌てて本物の魔女の若返り薬を渡す。相手は本物を渡した後、「再来」で逃げた。

「付けて良かっただわさ」
「「「「うん」」」」

「聖騎士の首飾り」を持っていて良かったと心から思った5人だった。

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