少女ハンターは霞の使い手 その参

レインボーダイヤとギャンブラーの卵 ページ44

ドリアスについてからも5人は調子がいい。意中の相手を虜にする『魔女の媚 薬』。大吉が出たら幸運になるが大凶が出たらチャラになるほど不幸になる『リスキーダイス』。被っている時見聞きしたことは忘れない『記憶の兜』をイベントで、どんな場所でもこの券を渡せば入ることが出来る『顔パス回数券』を以前、『真実の剣』を奪った男達と交換して手に入れた。ドリアスにはまだイベントがあるのだが運の要素があるスロット(777を出すが条件)なのだ。するとキルアは思いついたのか「あのダイス」と言う。

「あ、もしかして…」
「確かにそれならできるね」

アズミと無一郎は理解した。リスキーダイスは大吉が出たら幸運になる。なので大吉を出してからスロットをすると……

パンパカパ――――ン

「おお―――――!!」「すっげ――――― 一発!!」
「レインボーダイヤゲット―――!!」
七色に光り輝くレインボーダイヤをゲットした。キルアの考えた通り、リスキーダイスはこの街の攻略アイテムだったのだ。でも不安がある。

「万が一大凶が出たらって思うと怖いわね」
「うん。説明文に大吉分がチャラになるほどの不幸が起こるってあったしね」
「キルア大丈夫なの?」

ビスケ、アズミ、無一郎は心配そうに言う。キルアはこのゲームにとっての不幸・カード紛失対策としてゴンたちに渡した。

「キルア、紛失はただの凶だよ」
「師匠の言う通りだよ!大凶はそんな簡単な物で済まないって!」

無一郎とアズミの言葉を聞いたゴンは「キルアに何かあったら困るよ!!」と心配する。キルアは「心配ないって」と言うが……

ドウン!!


離れたところにあったスロットマシンが爆発した。

「客の顔面がグッチャグチャだァ――—!!」

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す