少女ハンターは霞の使い手 その参

金粉少女 ページ41

「次のカードは少女シリーズ金粉少女だわさ」
「「「「金粉少女?」」」」

ビスケの話に4人は金粉を塗りまくった少女を思い浮かべてしまった。

「ガラの悪い奴の屋敷にその子が閉じ込められている。その子の救出が次のゲームだわさ」
「救出か…なら作戦があるぜ」

キルアはある作戦を提案した。ゴンとビスケが門番の気を引いている隙にキルア、アズミ、無一郎が救出する作戦だ。しばらくして例の屋敷に到着。

「閉じ込めてる少女を返せ!」

ゴンが言っている隙にキルア、アズミ、無一郎は入り込んだ。

びゅ

飛んできたのは矢。

ガコ

次は落とし穴。

パカ

ガラガラ

次は刃物が落ちてくる。ただし3人は余裕で避けた。

「やっぱりこの場合物凄く奥だよね。」
「ああ。見つからないようにな」
「なら隠し部屋とかあったりして」

話ししながら普通に進む3人。しばらくして地下4階まで来ると

「ちょっと待って」
「どうした」
「何かあったんですか?」

無一郎が待ったをかける。キルアとアズミは止まった。

「ここ。埃に足跡がある。」

無一郎の言う通り溜まった埃に足跡があった。足跡が進む方向は壁。確実に隠し部屋だ。3人は頷き合うと壁に触れる。すると

ギイイィィ

開いた。

「誰かいますかー?」
アズミが声をかけると隅っこに少女が座っていた。この子が例の金粉少女だ。

(((金粉塗れじゃなかった)))

3人は少女を連れていく。玄関では門番がゴンとビスケに「罠が君達を襲う」と警告していた。

「見つけたぜ――――地下4階の隠し部屋にいた」
「あれ罠だったんですね」
「罠らしくなかった」
「何――――――!?」
無傷で少女を見つけ出したことに驚く門番。悔しまぎれに攻撃を仕掛けようとしたが

バキ

キルアにやられた。

「少女シリーズ金粉少女ゲット!!」

ちなみに名前の由来は1日1回の入浴で約500ｇの金粉が噴き出すからである。

次の街はギャンブルの街・ドリアス。3つカードを手に入れられるイベントがある。するとキルアがある事を思い出した。

「明日って15日じゃなかったっけ」
「あ――そうだった!」
「懸賞の街の月例会!!」

毎月15日はアントキバの月例会。丁度通る場所なので参加することにした。

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