少女ハンターは霞の使い手 その参

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「皆こっちこっち!」
「「「?」」」

ゴンはある所へ行く。そこはデカい岩の前。その前でゴンは構えた。

「最初はグー……！｣

ゴンの手にオーラが溜まっていく

「ジャン！ケン！！グ―――！！！｣

そう言って岩を殴るゴン。岩は破壊された。
「最初はグー！ジャン！ケン！！パー！！！｣

ただし手に留まったままだった。

「……ビスケ、どうやったら念を飛ばせるの？｣
「修行」

放出系の修行しないといけなかった。様子からしてグーは強化。パーは放出。

「ジャン！ケン！チー！！……でズバッと岩とか切りたいんだけど」

最後のチョキは変化系にしたいそうだ。得意のジャンケンとビスケが説明した古武術・邪拳で思いついたようだ。考えは理にかなっている。

「あ――、ゴホン！｣

キルアがわざとらしく咳き込む。そして両手の人差し指を近づけその指の間にバチ！と電気が走った。

「ま……今はこの程度だけど、充電すれば結構電力上がるぜ。オレも準備はOK！あとはどんな応用技にするかをじっくり決めるだけ……！｣

この年齢で電気に変化させるのはすごい

「すごいやキルア！電気ウナギみたい｣
「例えワリーぞ。アズミはどうするんだ?｣
「私は霞の呼吸だから剣技と念を組み合わせる!刀に念を纏わせたりね」
「じゃ、今日は休みにしようかしらね。ちょっと早いけどパーティでもやる？3人の国ではどんな祝い方をするの？」

いったいどういうことなのか

「んふふ、修行に夢中で気付かなかったでしょ？もうすぐ外の世界は新年よ知らなかった？ゲームの中も外と同じ時間の流れ……つまりリアルタイムなの｣
「あ!!」
「しまった……！！｣

アズミとゴンはわかった。2人は分かっていないキルアに言う。

「「ハンター試験!!」」

もうすぐハンター試験の時期。マサドラで情報収集をした後、キルアは一回現実世界へ戻った。残った3人はマサドラ付近に腰を据え、修行の続きする。

「変化系のレベル1！形状変化！｣

ビスケがいつもやっているオーラを集め、数字に変えていくやつだ。

「零…零…」

指先から出るアズミの念。ただし形は0というよりドーナツだ。

「零ー零ー…あ、やった」

今度は成功だ。しかしゴンの0はぐにゃぐにゃだ。

「0から9までの数字を1分以内に作れたらクリア！ま、最終目標は5秒以内だけどね｣
「ぎゃん!」
「ゴン!?」
するとゴンが目の前の木に激突する。

「はい前方注意も忘れずに♡」

キルアのハンター試験→←系統別修行!なのに…

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