系統別修行!なのに… ページ30
流もしっかり覚えたため系統別修行をやる。ビスケ曰くバランスよく他の系統の修行もやると自系統の覚えも早くなるそうだ。今日は強化系。平らな石の上に掌大の石を置き、手に持った石でそれを割る修行だ。
「一日に1個の石で1000個の石を割れたらクリアよ。始め!」
こうしてこの場に石が割れる音が響きわたる。しばらくして…
「割れちゃった」
ゴンの石が壊れた。持っている石が割れたらそこで終了だ。
「くそ――150までいけたのに」
ゴンは不満気だ。その隣でキルアが189個目の石を割ったのだが…
バキャ
「く」
割れてしまった。ちなみにアズミはと言うと
「190!」
そして191個目を割ろうとしたが
バキ
「あ、割れちゃった」
とうとう割れてしまった。でも100個越えた時点で上出来なのだ。ビスケもびっくりである。
「よーし!じゃ、次変化系の修行しようぜ」
キルアは自分の系統である変化系の修行をやりたがるがビスケが「慌てなさんな」と待ったをかける。曰く系統別修行は1日1系統が原則らしい。
「基礎修行が疎かになっては意味ないからね」
そう言って人差し指を立てる。
「「「6!!」」」
「ピンポーン、引き分けー」
一瞬で凝をしたので引き分けになった。
「またか」
「最近ずっとだね」
「全員同時だもん」
「それだけ3人共凝が身に付いてきたってことだわさ」
しかし3人からすればあまり面白くない。なのでジャンケンで負けた人は腕立て腹筋500回することになった。その結果
「勝ったァ――――――!!」
「くそ――――――――」
「負けた――――――」
キルアとアズミが腕立て腹筋500回をすることになった。そんな3人の様子を見たビスケはあることを言う。
「ジャンケンの由来が古武術にあるって説知ってる?」
当然知らない。
「グーが石でチョキが鋏。パーが紙じゃないの?」
ビスケは説明する。
掌を出した状態、掌がパー。
拳を握った状態から人差し指を使えるようにした状態、指がチョキ。
そして握り拳、拳がグー。
「その昔破壊のみを求めていると誤解されて武術全般が邪拳と呼ばれ迫害、禁止されていた頃……武闘家は戯れるふりをして修行を続けたという。ジャンケンの語源はその当時の邪拳にあるって説だわさ」
「さすが長く生きてるだけあ」
バコン!!
またキルアがぶっ飛ばされた。
「それだ」
「ゴン?」
「なんだ?」
「どうしたの?」
ゴンの様子がおかしい。
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ゆずぽんず(プロフ) - AYAAYAさん» やったー!!愛しのむいくんだー!!AYAAYA有り難う御座いますぅー!! (2020年6月21日 10時) (レス) id: 0c01c07142 (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 由亜さん» 由亜さん!お望み通り出しました!! (2020年6月20日 15時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 由亜さん» フフフフフフ( ̄▽ ̄) (2020年6月6日 14時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
由亜(プロフ) - めっちゃめちゃ面白いです!HUNTER×HUNTERも鬼滅も大好きなんですぐ読み進めてしまいました〜!このとき、鬼滅の世界戦って、どうなってるんでしょう?他の鬼滅キャラも出てきたらなお良いですね〜!! (2020年6月5日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYAAYA | 作成日時:2020年5月29日 11時