少女ハンターは霞の使い手 その参

モンスターカードゲットだぜ!! ページ26

「今度は、モンスターカードをゲットする。岩石地帯で今まで遭った怪物を全種類！！その中にあんた達の基礎能力で倒せない敵はいない。もしも倒すために足りないものがあるとすれば、敵を観察し分析する力。そして敵を攻略するための手段を戦いながら瞬時に考える力。すなわち戦闘考察力！！｣

さっそく3人は怪物を捕まえに行った。

ガチャンガチャン

「!」

アズミの前に現れたのは鎧。間違いなく鎧を操作する鼠だ。

(凝)

凝によってすぐに鼠が隠れている場所を見つけたアズミ。すぐにそこへ走る。

「見つけた!」
「Σ(・□・；)」

当然、怖がりの鼠・リモコンラットは気絶。ポンッとカードになった。

「よし、次」

アズミが次の怪物を探そうとする。するとズシン…ズシン…と足音が聞こえてきた。

「あ、あいつだ」

現れたのは巨人。でもとっくに弱点はわかっているので…

(霞の呼吸 参ノ型 霞散の飛沫)

霞散の飛沫で倒した。

「次は…」

また足音が聞こえてきた。現れたのは3人にとって強敵な巨大トカゲだ。

(凝)

アズミは巨大トカゲの攻撃を避けつつ凝で観察する。

(模様の一つがおかしい……ならそこを!)

ザシュ

「〜〜〜〜〜〜〜!!!Σ(T□T；)」
「え!?」

ドオオオン!!

模様の一つを斬った瞬間、巨大トカゲは気絶した。

ポンッ

巨大トカゲがカードになった。アズミはカードを確認する。

『No.697「メラニントカゲ」E-100
牛を丸飲みするほど巨大なトカゲ。押されるだけで気絶してしまう程、敏感なホクロが背中のどこかに1つあり、それを隠すために大小様々な斑点でカムフラージュしている。 』

「………Eだったんだ」

まだ弱い方だった。

こうして3人は順調に怪物を捕まえていく。

「アズミは後何捕まえるの?」
「シャボン玉を出す馬だけだよ」
「あ、俺もその馬!」
「俺もだ!」

3人ともあのシャボン玉を出す馬だけになった。3人はさっそくその馬を探す。

「お、ゴン!アズミ!見つけたぜ」
「「!」」

キルアの指さす先を見る。確かに例の馬を見つけた。

「さて難関はあのシャボン玉だけだ」
「白いシャボン玉に当たると破裂するけど赤いシャボン玉は破裂しないよね」
「うん。逆に物が赤いシャボン玉に当たると破裂して白いシャボン玉に当たると破裂しないのにね」

「「「う〜〜〜ん」」」

考える3人。すると赤白のシャボン玉はふよふよ飛んできた。

「うわマズ!」
「避けろ避けろ!」
「危ない！危ない！」

しかし触れてしまったため破裂した。

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