少女ハンターは霞の使い手 その参

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霞散の飛沫で目を斬りつけるアズミ。そのおかげで巨人は倒れた。ゴンもキルアも巨人を倒していく。
ただし…

「G……まあ、弱点分かりやすいし、攻撃方が2通りだから当然か」

アズミは巨人がGクラスだったことにため息をつく。

「でもいけるぜ……！怪物にちゃんと弱点とクセがある。こっちが冷静に理詰めで対処すれば正解に辿り着けるよう設定されてる。山賊の時はかなり不安になったけど｣

確かにキルアの言う通り、冷静に対処すればちゃんと倒せると分かった。

「ジンが作ったゲームだもん、まっとーに決まってるよ！｣

ゴンも真っ当だと言う。その様子にキルアとアズミは苦笑いだ。

「よーし！この調子でマサドラ目指すぜ！｣
「｢オー！！｣」

気合を入れる3人。先程の巨人何体分……と数えるのも億劫になりそうな巨大トカゲに気合を壊された。

「たまたま1つ目巨人にはあっただけかもな。難易度Gだし。恐らく今のトカゲはランクAとみた｣

3人はとにかく倒せそうなら攻撃。やばそうだったら即バックレでマサドラを目指そう、ということになった。ちなみに巨大トカゲはEランクとまだ弱い方だった。さらに進む3人。次の相手は真っ黒く〇すけに足と尻尾を生やしたような生き物。弱そうだ。これなら倒せそう。

ボン！！
「ゴン!?」

音がしてゴンが仰け反った。スピードがかなりある。しかし弱い。実際、ゴンも「ぜーんぜん痛くない」と答えた。

「けど……｣
「速いね!」

アズミの言う通り速かった。技を出そうとしてもここは狭すぎの為技を出すこともできなかった。

＊


次に現れたのは馬。馬は口から何十個ものシャボン玉を出して、ふさふさのしっぽを使いシャボン玉を3人の方へと送風してきた。

「煙幕の代わり?」

すると

白いシャボン玉はゴン達3人の体に触れるとパァン！！と音を立てて弾ける。

「なんか赤い方は触っても割れないよ｣
「ホントだ」

赤いシャボン玉は壁にぶつかりパァン！！と音を立てて割れる。白い方は人間のオーラに触れると念が発動し割れる仕組み。赤い方は逆に、絶でオーラを絶った状態で触れると爆発する仕組み。念を習ったばかりの3人は破裂音を聞きながら進むしかなかった。


「わっまた出た！！｣「トカゲだー！！｣「逃げよう全速力!!」

「何この四角いの」｢浮いてるだけだな｣

「プニプニ攻撃効かないよ!!」｢弱点無いのー！？｣

「｢｢ハエだーーーー！！！｣」」

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