少女ハンターは霞の使い手 その参

突貫工事!! ページ22

「それじゃこれからマサドラへ向かうわよ｣

ビスケの言う通り、一行はマサドラへ行くことになった。

「いよいよになってしまった呪文カードが買えるね！｣
「やっと防御できるよ!」

ゴンの言う通り呪文カードが買え、アズミの言う通り今までより安全で完璧なカード盗難対策が打てるようになる。ただし

「ああ！でもその前に金をなんとかしなくちゃな｣

確かにキルアの言う通り、まずお金を何とかしないといけない。

(あ)

アズミが気づく。ビスケが人差し指を立てていた。アズミは凝をする。ゴンとキルアも気づき、凝をした。

「｢｢数字の9！！｣｣」
「ピンポーン。でもあまりに反応遅い！全員腕立て！！｣

当てたが反応が遅かったため、3人全員腕立てをすることになった。腕立て200回を終えた後、一行は出発した。(ビスケ曰く3時間あれば楽勝)。

岩石地帯を抜け、まるでキャンプ地のような１つ目の村を通り過ぎ、廃村になってしまった２つ目の村を通り過ぎる。海辺を走って暫く行くと……

「あっ、あれだ！｣
「なんか可愛い街ー」

一行はやっとマサドラへ到着。たくさんのバルーンが浮かぶ、アズミの言う通り可愛い感じの街だった。

「呪文カードどこで売ってるんだろ」
「やっぱりゲームの人達に聞く?」

アズミが言っているとビスケが「デパート探して」と言う。どうやらデパートで買うようだ。

「でぱぁとって何?」
「え」

普通に知っているデパートの事を知らないアズミにビスケは固まる。

「ええ!?あんたデパート知らないの!?」
「うん」
「あ、アズミってジャポン出身なんだよ!」
「知らないのは当然だぜ」

ゴンとキルアの説明にビスケは「あ、なるほど」と納得してくれた。

「デパートっていうとは色んな種類の店が大きい建物の中にあるんだわさ!」
「ああ!百貨店!」

アズミは理解してくれた。ジャポンではヒャッカテンと言うようだ。こうして一行はデパートへ入る。商品はやっぱりカードだ。
「店にしたら収納スペースが節約できていいよね｣
「でもオレは実物みてから買いたい派だからなー｣
「あ、店の人発見!」

アズミが言う。髭がたくさん生えたお爺さんだ。

「お爺さん呪文カードどこに売ってるの?」
「ああ、あっちのほうじゃ」

そう言ってお爺さんはその方向を指さす。お礼を言った後、ビスケの元へ行く。

「ビスケ！呪文カードの売り場が分かったよ！｣

ビスケは「疲れてない？｣と何故か確認する。ゴンが「全然」と答えると…

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