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「あなた私たちと変わらない歳なのに」
アズミが聞くと少女は一言。
「ん?私は57才だわよ」
「57才!?」
「ババアじゃん!!」
当然キルアはぶっ飛ばされた。一方、アズミは驚いていた。
(57!?普通の人間じゃあありえない!あいつらの手下!?若返りの血鬼術!?)
「ん?どうしたの?」
ドガン!!
「う!」
「「!?」」
いきなり彼女を叩きつけるアズミ。その様子にゴンとキルアは驚く。
「あなたの親分はどこ!?さっさと言って!!」
「ど、どういうことだわさ!?」
少女は慌ててアズミの手を外そうとするが思うように動かない。
(この子、かなりの力を持っている!さらには念を使っている。)
流石に怪我をさせるのは良くない。
「アズミどういうこと!?」
「親分って何の親分!?」
「鬼だよ!レオリオぐらいだったら驚く程度だけど57歳なのに12歳にしか見えないなんて絶対にありえない!!きっとコイツは「いつまでも若々しくしてやろう」の甘言に乗せられているの!!若いのは血鬼術が理由!」
「「えぇ!?」」
ゴンとキルアはすぐに周りを見る。そいつらがいるかどうか確認するためだ。
「早く話して!でないと拷問でもして話させるぞ!!」
ぎり…と彼女の腕を締め上げる。さすがにマズイと思った少女はアズミの腕から脱出する。
「違う!あなたは勘違いしてるけど鬼って奴知らないし、ケッキジュツ?て物も知らないだわさ!」
「じゃあ何で若いの!?さっきも言ったけど絶対にありえない!」
57歳なのに12歳に見える。確かに普通の人間だったら絶対にありえない。
「それは念だわさ!纏は体を頑丈にさせたり、より若さを保つことができるんだよ!」
「「「え?」」」
その説明に3人は固まった。
「念で?」
「念で!!」
「血鬼術は?」
「知らない!!」
「鬼は?」
「それも知らない!!」
「怪しい奴に人を差し出した?」
「差し出してないだわさ!!!」
アズミの問いに少女はイラつきながら答えた。様子からして無関係のようだ。
「は――――――…誤解してごめんなさい」
「別にいいだわさ」
実際は57歳と言うとゴンやキルアの様に驚かれるのだが殺気をこめられながら怒鳴られることに驚きつつ彼女は言う。
「念を覚えて約40年!あんた達より随分先行ってるし、コーチしてやるって言ってんだから有難く受ければいいだわさ」
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ゆずぽんず(プロフ) - AYAAYAさん» やったー!!愛しのむいくんだー!!AYAAYA有り難う御座いますぅー!! (2020年6月21日 10時) (レス) id: 0c01c07142 (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 由亜さん» 由亜さん!お望み通り出しました!! (2020年6月20日 15時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 由亜さん» フフフフフフ( ̄▽ ̄) (2020年6月6日 14時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
由亜(プロフ) - めっちゃめちゃ面白いです!HUNTER×HUNTERも鬼滅も大好きなんですぐ読み進めてしまいました〜!このとき、鬼滅の世界戦って、どうなってるんでしょう?他の鬼滅キャラも出てきたらなお良いですね〜!! (2020年6月5日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYAAYA | 作成日時:2020年5月29日 11時