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ページ13

そこまで生きてたどり着ければ

その言葉に3人は疑問符を浮かべる。

「山は山賊の棲み家があって旅人は身ぐるみはがされる。運良く山賊に遭わなくても山を越えた先は怪物がワンサカ出るからな」
「山賊!!!!」
「怪物!!!!」
「えー!?すごい!!」

3人からすれば全然怖くない内容。むしろRPGらしくなってきた。キルアはノリノリだ。予想してた反応と違った、と無言のオジサンを背にトレードショップを飛び出し、さっそく出発しようとした3人。その時だ。

「待って下さい!」

後ろから声をかけてきた。かわいいフリフリの洋服。同年代でツインテールの少女だった。

「あ、確かあの時一緒にいた……」
「はいっ、あの…私を仲間に入れてください!」

必死にお願いする少女にキルアは一言。

「あーごめん」

その言葉にショックを受けたのか「ど、どうしてですか!?」と聞く。理由はこれ。

「ジャマだから」

ただ邪魔だからだ。少女が心の中で怒り狂っている一方、3人は今の内にと進もうとした。

「あ!待ってお嬢さん!お嬢さんもお2人にお願いしてください!!」

女子であり、仲間であるアズミの言葉だったら聞くかもしれないと思ったようだ。

「うーん。現実世界で一般人だったらともかく今は無理だなー」
「え!?」

その言葉に少女は固まる。

「どういうことなの?」
「なんでだ?」

その言葉にゴンとキルアも疑問符を浮かべる。

「ここは念能力者しか入れない。その子の可愛い容姿を利用してカードを奪うなり、信頼関係を壊す可能性大。何より服が全然汚れていない。実力があるってこと。そうやって私に取り入りようとした犯罪者いたなー。でも誘拐された人たちが異様に怯えていたからバレバレだったけど。」

「「お―――…」」

納得する2人。アズミは「だからごめんなさいね」と少女に謝る。そして少女本人はと言うと

(ぐう…適格だわさ!実際、少しだけオメーらの関係かき回してやろーと思ってたし!まあちゃんと謝罪するとこは偉いけど!取り入ることは難しくなってきただわさ!!)

顔には出ていないが心の中では慌てるなり褒めるなり大変だった。思わず本当が口調になってしまう。

「それではさようなら。カードが欲しいなら殺し合いなしの規則でやろうね」
「まっ、待って下さーい、足でまといにならない様に頑張りますからっ!ちょっと…待って…コノ待ちやが……って下さ――い!」

少女は慌てて3人を追いかけるのだった。

〇→←敵か!?味方か!?謎の少女!



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ゆずぽんず(プロフ) - AYAAYAさん» やったー!!愛しのむいくんだー!!AYAAYA有り難う御座いますぅー!! (2020年6月21日 10時) (レス) id: 0c01c07142 (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 由亜さん» 由亜さん!お望み通り出しました!! (2020年6月20日 15時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - 由亜さん» フフフフフフ( ̄▽ ̄) (2020年6月6日 14時) (レス) id: df90ade64c (このIDを非表示/違反報告)
由亜(プロフ) - めっちゃめちゃ面白いです!HUNTER×HUNTERも鬼滅も大好きなんですぐ読み進めてしまいました〜!このとき、鬼滅の世界戦って、どうなってるんでしょう?他の鬼滅キャラも出てきたらなお良いですね〜!! (2020年6月5日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AYAAYA | 作成日時:2020年5月29日 11時

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