二手に分かれよう! ページ20
3人がレオリオと合流すべくやってきたのはとある広場。レオリオのいる飲食店に入り、勘づかれない程度に広場を見渡す。写真に写っていた7人の中の2人、男女のカップルになりすましていた。
「もしもし、こちらお尋ねサイトの者だ」
レオリオが情報提供者に連絡する。
《遅いわよ!!今どこ!?》
旅団近くに座る男女が周りを見る。おそらくデートしている時にサイトで見た旅団らしき人物を発見、連絡したようだ。確認したレオリオは「約束の金を振り込むから確認してくれ」と伝える。カップルがご機嫌よく去った。
「どうやってあの二人を捕まえるかだが」
「……無理だね。俺たちの手に負える相手じゃないよ」
「危険度Aは伊達じゃないね」
キルアとアズミの言葉に「なんだと!?」とレオリオが文句を言い始める。せっかく狙っている相手がいるのにやめようとするから無理もない。キルアはどれだけ危険か分かりやすく説明する。
「あそこにヒソカが2人座ってると考えたら、少しわかるか?」
「わかる。かなり危険だね」
キルアの説明にアズミは納得し、ゴンとレオリオも理解してくれた。そして旅団がカップルのふりをしている理由。それはこれだ。
「連中がクモだってこと忘れてた。奴等見つかるのを待ってる。獲物が引っかかるのを待ってんのさ」
それがマフィアなのか、はたまた別の誰かなのかは不明である。
「私の故郷で似たような犯罪者いたよ。ワザと悪い噂を流してそれを解決しようとした仲間がそこへ行ったの」
「えー?仲間大丈夫だったの!?」
天空闘技場でアズミの所属していた組織を聞いたゴンは慌てて聞く。
「今は元気いっぱいだけど、その任務に行った上官は腕と目をやられたから引退。一人目は両足骨折、二人目は毒で一時期危険な状態で三人目は2ヶ月の意識不明だった。」
アズミは「ちなみに犯罪者は4人のお陰で退治された」と説明した。
「まああいつらもアズミの話なようなことをしているのかもな」
キルアが説明していると例の2人の様子が変わった。
「まさかバレたか?」
「様子を見る限りまだバレてない」
「今ここでんなことしたら逆に不自然だっつーの。奴等が今探ってるのはそんなとこじゃない。広場にいる人間の表情や仕草、視線なんかから「違和感」を見つけようとしてんの!」
キルアがレオリオ達に笑顔の指導を聞いているアズミは(炭治郎絶対バレるな。)と嘘をつくのが下手くそな仲間を思ってしまった。とりあえず2人が動き始めた。
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エビ - ちゃんと読んでわかりましたが、キルアが勘違いしてるんですね。申し訳ございません。 (2022年1月4日 16時) (レス) @page28 id: e71b98c6f0 (このIDを非表示/違反報告)
エビ - 面白いですが、センリツは女子ですよ。続き楽しみです。 (2022年1月4日 16時) (レス) @page28 id: e71b98c6f0 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - 面白いです!更新頑張って下さい!(*‘ω‘ *) (2020年5月26日 23時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - ファイトです!応援してます (2020年5月24日 15時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - 更新頑張って下さい!!!応援してます(●^o^●) (2020年5月23日 19時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYAAYA | 作成日時:2020年5月20日 13時