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「今の、本気だったろ」
「ゴンを本気にするなんて強いね」
キルアとアズミの言葉にゴンも同意する。
「……うん、何者かなあのコ」
ゴンの言う通り、何者だろうか
「腕相撲の女世界チャンピオンじゃねー?」
レオリオの言う通り腕相撲チャンピオンかもしれない。小声で話した後、レオリオは「今日はもう店じまいだ」と周りに伝える。
「明日もやるから挑戦者は明日、また来てくれ」
こうしてゴンとアズミによる条件競売は幕を閉じた。
*
翌日4人は話し合っている。レオリオのアイディアとゴン、アズミの頑張りにより275万ジェニー稼げた。
「しめて約800万の予算がある!」
しかし不安がある。理由は2人が勝ち過ぎたこと。後半はなかばやけになったリベンジャーしか挑戦してこなかったのだ。
「今日はもううわさが広まって誰も挑戦してこないよきっと」
「来ても観客だけだと思うな」
2人の言葉にレオリオは「いいんだよ、はじめからそのつもりだったんだから。」と言う。
「腕相撲はエサ撒きさ。地中のモグラをおびき寄せるためのな」
餌撒き。一体どういうことなのか
「エサ撒きって他に何かあるのかな?」
「これからもっとすごい人が来るって事?」
「かもな」
3人が話し合っていると昨日と同じく競売が始まった。しかし来るのはギャラリーだけ。挑戦者はこない。
「レオリオやっぱり来ないよー?」
アズミがレオリオに言うと「どけ」と現れる。現れた挑戦者はレオリオよりも身長が高く、ガタイの良い男性。連れの男性も顔つきが悪く、カタギではないことは一目瞭然だ。
(キルア極道だ!初めて見た!)
(あのなアズミ)
ガタイの良い男性はゴンの前に腰掛けたが…。
「ん〜〜?どうやって組むんだ?こりゃあよォ」
体格差があるため腕を組めないのだ。するとレオリオがゴンの代わりをする。
「ニイちゃん。ごねる気はねーが、そりゃ条件違反だろ?」
「分かってる。500万、プラスダイヤ!オレに勝てばあんたのもんだ。」
そう言ってレオリオは今まで稼いだお金と競売品のダイヤモンドを出す。これで許してくれた。
「アズミ!合図を出してくれ」
レオリオにお願いされ、アズミは2人の横に立つ。
「それでは……始め!!」
アズミが合図を出した瞬間
ゴッ!!!
レオリオが勝った。
「他に挑戦する奴は?」
ギャラリーは青ざめ答えない
「しゃーねー。店終まいすっか」
レオリオがため息をつくと挑戦しなかった方の男は何やら紙とペンを取り出した。
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エビ - ちゃんと読んでわかりましたが、キルアが勘違いしてるんですね。申し訳ございません。 (2022年1月4日 16時) (レス) @page28 id: e71b98c6f0 (このIDを非表示/違反報告)
エビ - 面白いですが、センリツは女子ですよ。続き楽しみです。 (2022年1月4日 16時) (レス) @page28 id: e71b98c6f0 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - 面白いです!更新頑張って下さい!(*‘ω‘ *) (2020年5月26日 23時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - ファイトです!応援してます (2020年5月24日 15時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - 更新頑張って下さい!!!応援してます(●^o^●) (2020年5月23日 19時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYAAYA | 作成日時:2020年5月20日 13時