少女剣士の英雄学校その参 (ページ4)

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授業終了後の更衣室

ドックン!!

「あああ!!」

峰田が女子更衣室をのぞき見をしようとした罰として耳郎のイヤホンジャックによって成敗された。

「峰田のゲスブドウ」

カナミが呟く。

「そういえばカナミちゃんって峰田君に対しては辛辣だよね」
「まあ、あの性格ですからそうなってしまうのは無理もありませんわ」

「コスチューム製作者にゲスな人がいるの」
『え?』

その言葉にカナミ以外は固まる。

「メガネをかけているから周りからゲスメガネって呼ばれていてね。どれ程ゲスなのかと言うと胸元全開・壮絶短いミニスカートを女子に着せたがるほど…」
「ひい!!」
「じゃ、じゃあ私もしかしたらそうなって…」

おまかせ扱いしていたお茶子は青ざめながら慌てて聞く。カナミは頷いた。

「でもゲスメガネは姉さんに成敗された」
「え?お姉さんいるの」
「血は繋がっていないけど私にとって本当のお姉さんのような人」
(あ、幼馴染か)

周りは近所のお姉さんだと思った。

「姉さんはそいつの目の前でコスチュームを燃やしたの。笑顔で油をぶっかけて」
『え!?』

「姉さんはそういうゲスな人には優しくしてはいけません。調子に乗りますからねって教えられたな」

『・・・・・・・・・・。』

カナミの話に固まるA組女子たちであった。