少女剣士の英雄学校その参 (ページ11)

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PM5：20

カナミのおかげで遭難はしなかったが魔獣のせいでボロボロで到着した。ピクシーボブがカナミ、出久、轟、爆豪、飯田に「三年後が楽しみ!ツバつけてとこ―――!!」とツバをつけられたり(カナミにつける理由は「美人で強くて若い子大歓迎!!」)、出久がマンダレイの従甥(従兄弟の息子)の洸汰に男の大事な物を殴られるは「つるむ気はねえよ」と言われるはと大変だった。とりあえずA組は荷物を部屋に持っていく。

「おお!普通!」
「普通の広さね」
「まあ7人だからね」

女子たちは自分たちが寝る部屋の感想を言った後、食堂で男子たちと合流した。お昼抜きだったせいか全員沢山食べる。そして最後は…

『温泉だ――――!!!』

入浴なのだがなんと温泉だったのだ。カナミ達は体を洗った後、温泉へ入る。

「気持ちいいねぇ」
「温泉あるなんてサイコーだわ」
「疲れが取れるってこういうこと」
「あー、確かに!」

そんな話をのんびりしているとだ。隣から「峰田くんやめたまえ!」と飯田の声が聞こえてきた。

「あ、あいつまた!!」
「懲りない方ですわ!」
「ど、どうしよー」

するとカナミが温泉から出る。

「え!?カナミちゃん!?」

普通体を隠すのに温泉から出たカナミに慌てる葉隠。カナミが持ってきたのはシャンプー容器。峰田が現れた瞬間、投げつけるのだ。そろそろ出るだろう。カナミは構える。……が出てきたのは

『洸汰くん?』

洸汰の後頭部だった。

「ヒーロー以前にヒトのあれこれから学び直せ」

見張りをしていた洸汰の正論によって峰田は落ちた。その様子を見たカナミはシャンプー容器を元の位置に戻そうとする。他の女子たちは洸汰にお礼を言ったら。

『洸汰くんが落ちた――――!!!』
「え?」

偶然見てしまったために落ちてしまったのだ。

「洸汰くん大丈夫―――!?」
「しっかりして――――!!」

女子たちが慌てて叫ぶと「大丈夫!キャッチした!」と出久の声が聞こえた。その言葉に安心する女子たち。こうしてとても濃い一日目が終わった。