少女剣士の英雄学校その参 (ページ1)

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学校久々!職場体験の成果は!? ページ1

「アッハッハッハ!!マジか！マジか爆豪!!」

大爆笑する切島と瀬呂。なぜ二人が大笑いしているのか理由はこれだ。

「笑うな!クセついちまって洗っても直んねえんだ」

爆豪の髪が8:2分けにされていた。実はNo4ヒーロー・ベストジーニストが指名した理由は、本当は敵じゃないかと勘違いしてしまうほどの爆豪にヒーローとしての心構えを教え込むため。その一つがきちんとした髪型だったのだ。大笑いする切島と瀬呂に怒った爆豪はボンっと爆発する。そのおかげでいつもの髪型に戻った。ベストジーニストが哀れだ。

「おはよう」
「あ、カナミちゃんおはよう!」
「おはようカナミ!職場体験どうだった?」

耳郎の問いにカナミは答える。

「パトロールをやったり、ひったくりを捕まえたり、訓練は障害物の隙間を縫って打ち込むとかやった」
「障害物?」

葉隠が疑問符を浮かべる。

「狭い所で戦ったり、人質に当たらない様にするためなの」
「あーなるほど!」
「そ、それは羨ましいですわ」

そう言ったのは八百万。実は彼女はB組の女子、拳藤と一緒にウワバミのもとへ行ったのだが、行ったのは副業ばかり(しかも二人はCMに出演)、ヒーローらしいことはパトロールだけだったのだ。出久やお茶子の様にとても為になった日々を過ごせた者もいれば八百万や爆豪の様にヒーローとしての体験が全然出来ず、「行く場所間違えた」と思った者が出た職場体験であった。