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現れたのは敵。あのマスコミが入って来れたのはこいつらのせいだった。警報装置は作動していない。確実にこいつらが壊したのだろう。こいつらは敵連合。そして目的を黒いモヤが教える。
「平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして」
オールマイトを亡き者にするためだった。するとモヤの敵・黒霧は自らの体であるモヤを大きく広げ、生徒たちを飲み込んだ。
ズズズズズ…
カナミが現れたのは暴風・大雨ゾーン。空中に出た。このままでは落ちてしまう。カナミは刀を出した。
(花の呼吸 陸ノ型 渦桃)
渦桃を地面に放ち、衝撃を和らげて着地したのだ。
「げへへへへいい女が落ちてきたなぁ」
「おう！ラッキー」
カナミをいやらしい目で見る敵たち。カナミが刀を構えるとだ。
「黒影!!」
「アイヨ!」
「わあ!?」
「なんだ!?」
常闇の個性・黒影が攻撃を仕掛けたのだ。敵が驚いているとだ。
ひょい
「! 口田」
見た目は人間らしくないが可愛げがある口田甲司だ。彼はカナミを抱え、大急ぎで走る。進む場所は黒影が現れているところ。つまり常闇がいる場所だ。
「栗花落!大丈夫か」
「ダイジョーブ?」
「常闇」
常闇と口田以外は違う場所にワープされたようだ。
「にしてもオールマイトを亡き者にするとはイカレているな」
(堂々と言えるってことは算段があるってことだよね?)
口田は手話で聞く。
「うん。間違いなく黒幕がいる」
カナミの言葉に黒影は「クロマク?」と疑問符を浮かべる。この暴風・大雨ゾーンにいる敵たちは町中にいそうな不良。オールマイトを殺すなんてできそうにもない。
「とにかくやつらをなんとかしないといけない。」
「それもそうだな」
カナミと常闇の言葉に口田もコクコクと頷いた。
「とりあえず作戦を考えましょ。私の個性は知っての通り、刀。お母さんの個性の影響で峰打ちから鉄だって切れるの。二人は?」
「俺の黒影は攻撃・防御・移動と汎用性に優れている。……ただ」
「ただ?」
常闇は少し考える。そしてカナミと口田に真剣な表情で言った。
「明るい場所だと弱体化する。そこが弱点だから言いふらさないでくれるか?」
「わかった。それはしない。口田もだよね?」
カナミの言葉に口田はしっかりと頷いた。
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ななきちてゃん - 命さん» 核を守っている方がヴィランなのであっていますよ (2020年8月19日 21時) (
レス) id: 37024497ff (このIDを非表示/違反報告)
命 - はじめまして、読ませていただきました。最初の実技授業なのですが、ヒロインちゃんは核を守る方だったのでヒーローの勝ちではないでしょうか？お気付きでしたら失礼しました！！ (2020年3月29日 12時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
名前なんて無い - すごいです！面白いですよ！ (2020年1月29日 21時) (レス) id: 578a6cecc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AYAAYA | 作成日時：2020年1月22日 21時
