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ーモニタールームー
「刀ァ!?」「えええ! カナミの個性って刀なの!?」「脚力強化の個性じゃなくって!?」「美少女剣士って萌〇剣とかサ〇ラ大戦かよ!!」「峰田ちゃんゲス」「ゲスじゃねえし!」
カナミの個性が刀だという事に驚く生徒たち。耳郎は思わず「刀って知ってたんですか!?」とオールマイトに聞く。
「そりゃ知ってたさ!仮想敵も斬っていた。救助もしっかりした。更に驚いたことに０ｐの仮想敵も斬り倒してたよ!」
『えええええ!?』
一方、轟は笑みを浮かべるカナミを睨んでいた。
(本当に斬ったのか見極める!)
轟はまた氷を仕掛ける。
(花の呼吸 弐ノ型 御影梅)
ガガガガガガ
カナミは自分の周りに花の様に見える無数の連撃を放った。そのおかげで氷は斬られる。
(あれで防御していたのか。……なら)
轟は違う場所へ走った。それを見たカナミは追いかける。
「あ?轟のやつ逃げるのか?」
「いや違う。逃げた方向を見なさい」
オールマイトに言われ、轟が走った方向を見る。行く先はさっきより狭い廊下だ。
「なるほど!狭い場所なら刀は思いっきり振れないな!」
金髪の男子、上鳴 電気は納得する。轟は移動している最中、小さい声で障子に連絡した。
「障子聞こえるか?」
《聞こえる。さっきから凄い音が聞こえるんだが》
「栗花落の技だ。俺が栗花落の気を引いている隙に核を回収してくれ」
《わかった》
狭い廊下に着いた轟はカナミの方を見る。カナミは刀を構えた。
(よし)
パキパキ
「！」
カナミは後ろを見る。氷の壁が出来上がっていた。氷の壁を壊すなら後ろを向かないといけない。しかしそうすると轟に確保テープを巻かれる。逆に轟を倒してからになるとその隙に障子が核を回収しているだろう。
「カナミー。」
「あーこのままじゃ栗花落が」
「負けになるな」
これじゃあカナミの負けが確定してしまう。でもカナミは落ち着いていた。カナミは氷の壁へ走る。
「捕まるほうに決めたか!」
轟は確保テープを用意する。
(花の呼吸 参ノ型 薊突き)
ガガガガガガ
「な!?」
連続刺突で壁を破壊したのだ。カナミは出来上がった大きな穴から脱出する。
「障子、そっちに向かった!」
《何!?》
轟の言葉に障子は慌てる。轟は氷を出し、スケートの様に滑ってカナミを追いかけた。
＊
全速で走る障子。その後ろをカナミが追いかける。そして次の瞬間だった。
ドゴ
「ぐは!」
カナミの飛び蹴りが決まったのだ。倒れる障子。そしてカナミに確保テープを巻かれた。
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ななきちてゃん - 命さん» 核を守っている方がヴィランなのであっていますよ (2020年8月19日 21時) (
レス) id: 37024497ff (このIDを非表示/違反報告)
命 - はじめまして、読ませていただきました。最初の実技授業なのですが、ヒロインちゃんは核を守る方だったのでヒーローの勝ちではないでしょうか？お気付きでしたら失礼しました！！ (2020年3月29日 12時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
名前なんて無い - すごいです！面白いですよ！ (2020年1月29日 21時) (レス) id: 578a6cecc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AYAAYA | 作成日時：2020年1月22日 21時
