戦闘開始！刀対氷！ ページ11
「それでは次はこれだ!Bチームヒーロー！Iチーム敵!」
オールマイトの手にはBとIのボール。次はカナミ、葉隠、尾白のIチームと赤白の髪の男子・轟焦凍、両肩から膜のある2対の触手を生やした長身の男子・障子目蔵のBチームだ。ビル内に入ったカナミ達は事前に役割分担を考える。
「私は透明人間だからやっぱり偵察だよね!カナミちゃんと尾白くんはどうする?」
葉隠の問いにカナミは考える。
「私は機動力があるから遊撃かな。尾白はパワータイプだから核を守ってくれる?」
「ああ。任せろ」
役割分担を終わらせたIチーム。葉隠は気合が入っているのか「私ちょっと本気出すわ」と手袋とブーツを脱いだ。女としてどうだろうと思ってしまう。
《それでは訓練スタート!》
オールマイトが開始の合図を出す。Iチームは役割分担した通りに行動をした。
しゅうううう
(冷気?)
冷気を感じ取るカナミ。すると遠くからビル全体が凍っていく。それを見たカナミはぴょんっとジャンプして氷を回避をした。
「透。尾白。状況は?」
《ごめん!凍っちゃった!》
《俺も》
それを聞いたカナミは尾白に確認する。
「尾白、尻尾は凍っていない?その大きな尻尾で氷壊せる?」
《やってみる》
あれだけ太いので、壊せる可能性がある。カナミは今度は透に言った。
「透、今から助けに《きゃあ!》透?」
《葉隠少女アウト―――!》
オールマイトの言葉を聞いて確保テープを巻かれたようだ。
《二人ともごめーん》
《まあ、しょうがないよ》
「透の分まで頑張るから」
こうして葉隠はアウトになってしまった。一方、轟は驚いていた。
(俺の氷を避けるなんて)
轟の個性は「半冷半燃」。氷と炎を操れる。特に氷は得意なので捕まえるのは容易かったのによけられた。あの後、障子から「呼吸音が変わっている奴が凄い速さで動いている」と連絡が来たのだ。
(速い……栗花落ってやつか?)
少し進むと障子から連絡が来た。
《轟、呼吸音の奴が近づいているぞ》
それを聞いた轟は氷の準備をする。彼女の姿が見えた瞬間だ。
ブアアアアアア
さっき以上の氷を出した。これで完全に動けないだろう。
(早く確保テープ巻いてやらないとな)
カナミは長袖にマントを羽織っている。でもやはり寒いと思うので、確保テープを巻いたらすぐに氷を溶かしてあげようとした。その時だ。
スパパパパパン
「な!?」
氷から現れたのは笑みを浮かべるカナミ。彼女に手には薄紅色の刀身、鍔が可愛らしい花模様の刀があった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななきちてゃん - 命さん» 核を守っている方がヴィランなのであっていますよ (2020年8月19日 21時) (
レス) id: 37024497ff (このIDを非表示/違反報告)
命 - はじめまして、読ませていただきました。最初の実技授業なのですが、ヒロインちゃんは核を守る方だったのでヒーローの勝ちではないでしょうか？お気付きでしたら失礼しました！！ (2020年3月29日 12時) (レス) id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
名前なんて無い - すごいです！面白いですよ！ (2020年1月29日 21時) (レス) id: 578a6cecc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AYAAYA | 作成日時：2020年1月22日 21時
