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如月 その五 ページ10
山伏の言葉に清光と小通連は軽く驚く。
「帰るまでが修行ってわけか」
「望むところです」
「望むところです」
同田貫と数珠丸はノリノリだ。小通連は呆けて、清光はどんどん青ざめる。
「修行………もういいよおおぉぉぉ!!!」
夜の山に清光の大声が響いたのだった。
＊＊＊
夜の山に清光の大声が響いたのだった。
＊＊＊
「やっぱりお前たちもか」
その修行をやったことのある長谷部は青ざめ、
「大変だったんだな」
大通連は小通連と清光に同情する。
その修行をやったことのある長谷部は青ざめ、
「大変だったんだな」
大通連は小通連と清光に同情する。
「はい。以来清光君はなにかと理由をつけて山伏さんの修行を避けるようになりました。」
小通連はその後の清光の事を話した。
小通連はその後の清光の事を話した。
「今帰ったぞ!!!」
「ただいま帰りました」
「ただいま帰りました」
山伏と数珠丸が帰ってきた。そして…
「た……ただいま」
「きゃああああ!!安定くん!!」
安定がぐったりと帰ってきた。思わず悲鳴を上げてしまう小通連。その悲鳴を聞いて清光が
「どうしたの!?」と現れた。
「清光君！安定君が山伏さんたちの修行にやられちゃった!!」
「安定!?と、とにかく小通連！先におれ達の部屋に行って布団を引いてきて!!
俺は安定を連れてくるから!!」
「わかった!!」
「清光君！安定君が山伏さんたちの修行にやられちゃった!!」
「安定!?と、とにかく小通連！先におれ達の部屋に行って布団を引いてきて!!
俺は安定を連れてくるから!!」
「わかった!!」
清光に言われ、小通連はドタバタと部屋に向かって走る。
「安定。しっかりしろ」
「…うん」
「…うん」
清光に言われ、安定はぐったりと答える。その様子に大通連は誓う。
(絶対に断ろう)
(絶対に断ろう)
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作者名：AYA | 作成日時：2018年1月8日 19時
