３５話 ページ35
「“神”がいるのか!!?絶対に足を踏み入れちゃならない場所に……!!!」
冒険大好きルフィにとってかなり魅力的な話だった。
それを察したウソップは「絶対にそこに入っちゃならないって意味なんだぞ!!?」と
説得したのだが…
「あーそ〜〜…。入っちゃいけねェ場所があるのか。
そうか…絶対に入っちゃいけねェ場所かァ……」
((((絶対入る気だ…))))
ウソップたちはフォンを見る。「お願いだ!こいつを説得してくれ!!」と顔にデカデカと書いていた。
フォンは頷く。
「ルフィ。神の住む土地です。冒険する場所ではありません。」
「え〜〜〜」
当然ルフィは不満気だ。
「誰も住んでも居ないのならいいですが、この国で一番偉い方が住む場所に入ったのなら
恐ろしい目に遭いますよ?」
「どんな目だ?」
ルフィの問いに少し考えるフォン。
「…ルフィ。あなたにとって恐ろしいのは?」
「………じいちゃんだ(汗)」
様子を見る限り本当に恐ろしい人の様だ。
「お祖父様以上に恐ろしい方ならどうします?」
「………でもナミを探すんだから入らねえと!」
「あのですね」
フォン達はガックリと肩を落とす。説得は失敗した。
「あ、でもちょっと待て。これ食ったらな」
「そんな悠長なこと言ってる間に、ナミさんの身に何か起きたらどうすんだ、お前」
「ですけど、彼女が本当にそこへ向かったかどうかもわかりませんし、
くれぐれも無茶だけはなさらないで下さい……!!“神・エネル”の怒りにふれては、
本当に大変なことに…」
コニスの話を聞く限り神は恐ろしい人の様だ。
こうしてルフィたちは、サンジに急かされ、ナミ救出のため、船に戻っていた。
その間、パガヤがウェイバーを診ててくれるというので、海底から拾ってきたウェイバーを渡した。
ほふく前進しながらこちらへ向かってきている男達に気がついた。
「何だアレ?」
「海軍のような組織ですかね?」
すると男たちは立ち上がり『へそ!!』と親子に敬礼?をする。
「あなた達ですね!!?“青海”からやって来られた不法入国者８名というのは!!」
不法入国、という言葉にショックを受けるパガヤとコニス。
証拠づけられるように隊長から見せられたのは、“天国の門”をくぐる、
麦わら海賊団の全員が映った写真。
「……何だよ、不法入国って……」
「入国料、１人10億エクストルだったかしら…。確かに払ってないものね」
「……でも、それでも通っていいって……!!あのバアさん」
「……騙されました」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AYA | 作成日時：2016年4月17日 11時
