３４話 ページ34
「�瑤Δ�!!ウソップが貝にバカにされた!!!」
「��違うだろ、お前の声じゃねェか!!」
貝から声が聞こえたことにルフィ達は驚く。
「面白いですね」
フォンは興味津々でルフィが持っている貝を見る。
「それは“音貝”。音を録音・再生する習性がある、白々海産の貝殻です。
主に音楽を録音して使うんですが」
「成程、コリャスゲェな!!!」
ウェイバーに備え付けられていたのは“風貝”というものである。
使い方としては、貝を風に当てていた分だけ、蓄えた風を自在に排出できる、というものだ。
大きさにより蓄えられる風の容量は違えど、この“風貝”を船尾に取り付けることで、
軽い船なら動かせるようになるのだ。
“ダイアル”は、他にもまだまだ種類が豊富だ。
例えばこのテーブルの上にある照明も、“光”をためて使う“灯貝”。
キッチンにある調理台や、風呂をわかすための熱は、炎を蓄える“炎貝”。
香りをためる“匂貝”や、映像を残せる“映像貝”などがある。
「便利なものばかりですね」
「面白いな〜〜面白いな〜〜」
「空の生活とは切り離せないものなんです」
そう話していると料理が出来上がった。どれも美味しそう。皆が料理を食べている一方、
サンジは窓からナミを探す。しかし居ない。
「おい!!ナミさんはどこ行ったんだ!?」
「いるだろ、海に……」
サンジの問いにゾロが答えるが
「いや、いねェ…」
「…確かにいませんね」
サンジとフォンが窓から確認するがいない。
「じゃ、ちょっと遠出してんだよ。放っとけって!!」
ルフィは先程の事を思い出したのか不機嫌になる。
「ち…父上…大丈夫でしょうか…！？」
「えぇ、コニスさん、私も少し悪い予感が……。」
コニスとパガヤは何か不安そうだ。
「何だ？どうした？」
「何か不安なことがあるんですか?」
ルフィとフォンが問う。
「このスカイピアには何があっても絶対に足を踏み入れてはならない場所があるんです、
その土地はこの島と隣接しているのでウェイバーだとすぐに行けてしまう場所で…… 聖域です。」
その聖域の名は…
神の住む土地、“アッパーヤード”
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作者名：AYA | 作成日時：2016年4月17日 11時
