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３０話 ページ30
ならば何の為に金を払えと言ったのか疑問に思っていたが、おばあさんは続けた。
「それに、通らなくても……いいよ」
「じゃあ行くぞ、俺たちは空島に!!金はねェけど通るぞ、ばあさん!!!」
「そうかい。８人でいいんだね」
念を押すように人数を問われ、ルフィは頷いた。
そこで思い出し、どうやって上層へ昇ったらいいか聞き出そうとしたとき、
突然船が大きく揺れた。現れたのは巨大なエビ。エビは船を掴む。
「えび!?」
「“白海”名物『特急エビ』……」
おばあさんは簡単に説明する。『特急エビ』は“空の海”を泳ぎ始めた。
「滝を昇る気か!!?」
『特急エビ』は猛スピードで泳ぎ、滝の流れに遡って行く。
このまま上層まで泳いでくれるのだろう。
雲に包まれるように滝は伸び、白い世界をどんどん遡って行く。
すると上層よりぽっかり空いた穴から、光が差した。
「出口だ!!!」
ぽっかり空いた穴の真下に、看板のようなものが埋め込まれている。
そこには『GODLAND SKYPIEA』と書かれていた。
「神の国」
「スカイピア!!?」
「出口じゃねェよ!!」
「入口だ!!!」
皆の期待を寄せ、船がすぽん、と穴から飛び出る。
この、目映いばかりの太陽の光にさらされた、真っ白な海の世界に佇む島は、遥か上空１万メートル、
「島だ…!!!」
神の国“スカイピア”。
「それに、通らなくても……いいよ」
「じゃあ行くぞ、俺たちは空島に!!金はねェけど通るぞ、ばあさん!!!」
「そうかい。８人でいいんだね」
念を押すように人数を問われ、ルフィは頷いた。
そこで思い出し、どうやって上層へ昇ったらいいか聞き出そうとしたとき、
突然船が大きく揺れた。現れたのは巨大なエビ。エビは船を掴む。
「えび!?」
「“白海”名物『特急エビ』……」
おばあさんは簡単に説明する。『特急エビ』は“空の海”を泳ぎ始めた。
「滝を昇る気か!!?」
『特急エビ』は猛スピードで泳ぎ、滝の流れに遡って行く。
このまま上層まで泳いでくれるのだろう。
雲に包まれるように滝は伸び、白い世界をどんどん遡って行く。
すると上層よりぽっかり空いた穴から、光が差した。
「出口だ!!!」
ぽっかり空いた穴の真下に、看板のようなものが埋め込まれている。
そこには『GODLAND SKYPIEA』と書かれていた。
「神の国」
「スカイピア!!?」
「出口じゃねェよ!!」
「入口だ!!!」
皆の期待を寄せ、船がすぽん、と穴から飛び出る。
この、目映いばかりの太陽の光にさらされた、真っ白な海の世界に佇む島は、遥か上空１万メートル、
「島だ…!!!」
神の国“スカイピア”。
『“空島”だ〜〜〜!!!!』
こうして麦わら一味は念願の空島に到着した。ここでは一体どんな冒険が待っているのだろう。
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作者名：AYA | 作成日時：2016年4月17日 11時
