２話 ページ2
ミス・オールサンデーの爆弾発言に驚く一同。
“耐え難い仕打ち”とは、クロコダイルの裏切りによって、
落命しかけたところをルフィに救われたことらしい。
彼女は死にたかったのだという。
「何だ、そうか。そらしょうがねェな。いいぞ」
『ルフィ!!!!』
あっさり言うルフィに周りは声をあげる。
「心配すんなって!!こいつは悪い奴じゃねェから!!!」
ルフィは勘でわかるのだろうか。とりあえずウソップは取り調べを行う。
本当の名は、“ニコ・ロビン”。
およそ８歳にして「考古学者」となり、そして「賞金首」になったのだという。
その後20年、色んな悪党につき従うことで、政府から身を守ってきたそうだ。
「お陰で、裏で動くのは得意よ？お役に立てるはず」
「ほほう、自信満々だな…。何が得意だ？」
「暗殺ｖ」
「ルフィ!!!取り調べの結果、危険すぎる女だと判明!!!」
笑顔で暗殺ｖと言ったのだから怯えるのは当然だ。しかしルフィとチョッパーは彼女が咲かせた腕で
遊んでいた。
「どうかしてるわ!!今の今まで犯罪会社の副社長やってたその女は、
クロコダイルのパートナーよ!!?」
ナミはちゃんとしているので大丈夫の様だ。……が
「そういえばクロコダイルの宝石、少し持ってきちゃった」
「いやんｖ大好きよ、お姉様っ」
あっさりやられた。
「ナミがやられた!!」
「悪の手口だ」
「ナミがどんな子がよく分かりましたね」
「ああ、恋よｖ」
サンジが、流れるような軽やかなステップで、目の前を通り過ぎて行く。
わけのわからないポエムを言いながらロビンの下へ行くと。
「おやつですｖ」
「まあ、ありがとう」
サンジは当然だった。
「あれは当然、ああだしな」
「ああ、あれはもうハナからナシの方向で」
「いつか女性で痛い目に遭いそうです」
取りあえずゾロ、ウソップ、フォンがしっかりすることになったのだが…
「チョッパー」
「�瑤廚廖爾�!!」
頭から角を模ったロビンの手を使い、チョッパーのモノマネをするルフィに
思わず噴き出してしまったウソップ。彼も負けてしまった。
「………いいわね。……いつもこんなに賑やか？」
「……ああ、こんなもんだ」
「賑やかですよ」
ゾロとフォンの返事を聞き、今まで微笑しかしなかったロビンが、初めてにっこりと笑う。
「そ」
「……変な気分です。」
その笑顔に変な気分になったフォンだった。
ロビンも仲間に加え、次の島への記録を確認するナミに、次は雪が降るのかとルフィが聞いた。
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作者名：AYA | 作成日時：2016年4月17日 11時
