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ろく ページ6

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スーパーに入ってまず最初にすること。それはカートを取ること。だから私は何も考えずにカートを取って歩こうとした。すると後ろから何かに引っ張られる感覚になり思わずのけぞる。なんだなんだ、と引っ張られた方を見ると、恵が目をキラキラさせて私のズボンを引っ張っていた。







『どうしたの恵』

「それ、おれが押す」

『え、これ?』

「うん」







それ、と指を刺したのはカート。急にどうしたの恵…、!??







『まだ恵にはおっきいかもだから今日はやめとこ?』

「ううん、おれが押す」

『そんなに押したいの?』

「うんっ」







そんなにやる気に満ち溢れた顔されてダメなんて言える親いるの?いないよそんなのこの世界に一人も存在するわけな







「ダメだ」







……………いた。いたよ。一番近くにいた。







「だめじゃない」

「ダメだっつってんだろ」

「なんで!!」







このやりとり結構最近見てる気がするんだよなぁ…
まぁ恵が大っきくなったら反抗期とか…反抗期が無いにしても少なくはなるだろうし…今のうちに見れるものを思う存分摂取しよう。







「オマエが押したら母さんはオマエに合わせなきゃいけねーだろーが」

『…え、』

「……おれ迷惑?」

「んなこと言ってんじゃねぇの。恵は母さん困らせてぇのかよ」

「!!……ううん」

「んじゃあオリコウサンに取ってって言われたもん取りゃいいんだよ」

「おりこうさん……!」







なんかカッコ良さそうでそこまでかっこよくない二人の会話を聞いていると、恵がふんす、とふんぞり返って私に告げた。







「母さん、買うものあったらおれに言ってね。おれ全部取るから」

『え、ほんと?お母さん助かるな〜恵〜!ありがとう!』

「あぶゎ、」







そう言って恵のほっぺを両手で挟みむにむにとする。されるがままになる恵が愛おしくて抱きしめたい衝動に駆られるも、ここがスーパーの入り口である事は忘れてなかったのでやめとく。

満足するまでむにむにして、恵のご厚意に甘えようかなと考えながらカートを押そうとしたら。







「いひゃぃいひゃぃ゛゛!!!」

『えっ!?何し、ちょ、甚爾くん!??』







急いで振り返ると、甚爾くんが恵のほっぺたをぐわし…っ!と掴んでこれでもかというほどに動かしていた。

真顔やめて甚爾くん。




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なさん(プロフ) - すきすぎるぅぅぅ (2月11日 12時) (レス) id: 4b5ee6fd5a (このIDを非表示/違反報告)
もっちりパンダ(プロフ) - 更新ありがとうございます😊 楽しみに待ってます!頑張ってください。 (2月6日 6時) (レス) id: 55730a40a9 (このIDを非表示/違反報告)
お松 - めっっっっっちゃ面白いです!!更新頑張ってください! (11月26日 7時) (レス) @page4 id: f0ee455632 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき#虹色#上弦の弐 - ほんっっっとに変なこというかもしれないけどショタめぐみんほど心を抉ってくるショタはいない(勘違いです)異論は認める。ここまできたらめぐみんのマッマに転生したい() (11月4日 9時) (レス) @page5 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
やんこち - 需要ありまくりですっ!!めっちゃハマりました…続き待ってます! (10月29日 8時) (レス) @page7 id: 53e7ed5961 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃけむすび | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年10月17日 22時

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