子どもが欲しいらしいです【夏油傑】

子どもが欲しい ページ2

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夏「…理由を聞いてもいいかい？」


『心の準備がまだなので！』


夏「…………」







即答で答えると
目を少しぱちぱちさせて溜め息をついた傑

解せぬ



すると
遠慮気味に傑が言い出した







夏「その…一応、私なりにアピールはしてたつもりなんだよ？」


『…アピール？』


夏「…………うん」







聞き返すと

わかってもらえて無いのを理解したのか
またまた溜め息をついた







夏「その…お腹さすったり子ども関連の話多くしたり」


『……あぁたしかに。言われてみれば』







だから、やたら最近
お腹撫でてきてたのか


女の子の日でもないのに異様に撫でてきたから
お腹に目覚めたのかなとか考えてた
あと太ったのかなとも



子どもの話もよくしてきた
…なるほど







夏「心の準備って言ってたけど…何を準備するの？」


『え……色々と…？』


夏「する事自体は怖くないよね？なんなら昨日もしたs」


『うわああぁうるさいうるさい！』







堂々とそんな事言わないで



慌てて傑の口を押さえた
するとその手を持たれてキスをされる







『ちょ、ちょっと…！』


夏「じゃあ…こうしよう」


『…？』







そう言って傑は私の腰をグイッと抱き寄せて
耳元で囁いた







夏「毎日伝えるから、早く心の準備してね」


『っ、！』







恥ずかしさと耳への吐息のぞわぞわが
私の右手を勝手に動かして

その直後
リビングにパシンッという音が響いた




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