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4-火照り ページ7

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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒









『うわぁ、美味しい』


「買ってよかったね」









口に含んだ途端、久しぶりの味に痺れる。


2人で美味しいと言い合いながら、他愛もない会話を続けた。









「それで、その時悟がいたんだけどね」


『ぅんうん、』


「......A」


『...ん、何?』


「酔ってるでしょ」









飲み始めて1時間ちょっと。


話を聞いていると、傑が話を中断してそう聞いてきた。









『酔ってないよ』


「ほんとに?」


『ほんと』


「でも、顔赤いよ」


『あー......』









薄々自分でも気づいていた。


体がなんとなく火照ってるから酔い始めてるだろうなって。









「ほら、正直に言いな」


『......酔ってます』


「やっぱり。

 ...Aってこんなにお酒回るの早かったっけ?」


『そうでも無かったと思うけど...

 最近飲んでなかったからかも』


「成る程ね」









そう言うと、傑は私の左頬を大きな手でなぞってきた。


擽ったくて、ん、と声が出る。









「あ、今感じた?」


『なっ、感じてない!

 擽ったかっただけだし』


「んー、ほんとかな〜」









すると、傑は顔を近づけて唇を合わせた。


最初は軽いものだったのに、段々と深いものに変わって。


酸素を求めて口を開けると、見逃さなかったのか舌が入ってきた。




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作者名:しゃけむすび | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年12月24日 5時

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