13-ハジメテは大切に ページ41
※Aさんたち高専時代。4話目からアール入ります。苦手な方は飛ばして下さい
𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
傑と付き合いだして、4ヶ月とちょっと。
最初はお互いに距離感を上手く保てなかったり恥ずかしかったりしたけど。
今はそれなりに良い距離感を保ててると思っていた。
......3人の会話を聞くまでは。
『ちょっとお手洗い行ってくる』
4人でダラダラと教室にいる時、私が教室を出た。
用を済ませて廊下を歩いていると。
「はぁぁぁああ!?」
教室から悟の叫び声が聞こえた。
なんだなんだと思い、少し早歩きして教室まで向かう。
扉に手をかけて開けようとしたその時。
「Aとまだ!?」
私の名前が聞こえて、思わず手を止めた。
入りにくい......
盗み聞きするようで申し訳ないけど...
話が終わったところで、何事も無かったかのように入ろう。
私は話の終わりがわかるよう、聞き耳を立てた。
「悟、もう少し静かに話してくれ。
いつAが戻ってくるかわからないんだから」
「んな事言ったって、傑がまだ手出してないんだぜ?
デカい声出るだろ。
...え、一応聞くけど初めて?」
「.........だったら悪い?」
「............オマエ、告った初日にやってるイメージ」
「気軽にやってるとか言わないでもらっていい?」
............聞いちゃいけないやつだったよ。
どんな顔して入ればいいんだ......
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