12-初めまして※ ページ39
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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
ぶっ飛んだドアは、そのまま窓まで吸い込まれるように飛んで。
見事にガラスを割った。
「あ、割れた」
『え.........』
「ハハ、やべーコイツ」
三者三様と言ったらこの事だろうか。
普通、こんな光景見たら唖然とするはずなのに。
夏油くんは「あ、やっちゃったね」みたいな感じでスルーして。
硝子なんか大爆笑してる。
「古すぎんだろこの校舎。
立て直せよ」
そして、当事者は。
教室内を歩き回って、たまに殴ってる。
完全にやばい系の人じゃないか......!
すると、見かねたのか夏油くんが声をかけた。
「あまり初対面でこんな事を言うのは避けたいが。
入学早々問題を起こさないでもらえるかな」
「...あ゙?
俺に言ってんの、それ?」
「君以外にどこにいるんだ」
最初は注意できるの凄って尊敬したけど、前言撤回。
空気がヤから始まってザで終わる三文字のそれなんだよ...
私は右にいる硝子に声をかけた。
『硝子、これ止めないとダメなやつじゃ...』
「コイツら面白すぎ」
『............』
ダメだった。
この状況を面白がってる硝子が一番やばいんじゃ...?と思ったけど、お口チャック。
「ふーん......
俺にそんな口きくとはいい度胸してんじゃん」
「は、なんだいそれ。
まるで自分がこの世で最強みたいな言い方だな。
少しはそのかたいオツムでお勉強した方が君のためだよ」
「......あ゙?
黙って聞いてれば好き勝手喋りやがって」
「そういうとこ。
すぐ癇癪起こすのは小学生までだって習わなかったかい?」
うわぁぁやばいやばい、明らかにさっきより悪化してるよ。
っていうか先生まだ!?
「......オマエ、名前なんだ」
「夏油傑だよ」
「あっそ、聞いた事ねぇなぁ」
「知ってたら逆におかしいよ」
「うっせぇな!
...いいか、よく聞いとけ。
俺の名前は五条悟だ、歯ァ食いしばれ」
「それはごめんだね」
2人がまさに殴り合おうとしていた時。
可愛いのか気持ち悪いのかよくわからない何かが、2人の顔をぶん殴った。
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