12-初めまして※ ページ37
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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
夏油傑くん。
男子にしては長い髪を一つに束ねている。
わかる、それぐらいの長さの時ってお団子にしたいけどギリギリできないんだよね。
ポニーテール可愛い。
あと、その前髪はオシャレなのかな。
別に変とかじゃなくて、個性的でいいと思う。
......正直、そんな事どうでもよくて。
顔、すっごいタイプだった。
もうthe・紳士って感じのお顔。
かっこよかったな〜とか考えていると、教室の扉から物凄い鈍い音が聞こえた。
ドッドッ、ゴンッゴンッ、バンバンバンバン!
やめてやめてドア壊れる!
いやもう壊れかけみたいなものだけど!
「あ、1人来たのかな」
こんなに凄い音がしてるのに、夏油くんは呑気にゆっくりと歩いて行く。
そして、またいとも簡単に片手で開けた。
.........夏油くんの握力見てみたい。
「おっ、さんきゅ」
「どういたしまして」
そうして入ってきたのは。
「お、女子いんじゃん」
『女の子...!』
茶色気味の髪を肩で切りそろえた女の子だった。
泣きぼくろが可愛い。
「同期?
私、1年家入硝子。
硝子でいいよ」
『あ、1年のAAです!
えっと、Aでお願いします!」
「おっけー。
女子同士仲良くしよ。
敬語無しね」
『あ、うん......!』
私は出された手を握る。
その後、硝子と夏油くんもお互いに自己紹介して、硝子は廊下側の端、私の右の席に座った。
それから数分後。
もう1人を待っているけど。
「......来ないね」
『来ないね.........』
「もう5分過ぎてんぞ」
あと1人が来ません...!
と思っていると。
ドアがガタガタと鳴り、あ、また夏油くんが開けに行くやつだと思ったら。
バンッッ
『......え?』
ドアが、ぶっ飛びました。
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