11-想像以上 ページ30
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𝑆𝑢𝑔𝑢𝑟𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
Aが1人で出かけた。
いつもなら、私が聞く前に自分から「○○行ってくる」とか「△△とご飯食べてくる」と言うのに。
今日は、私が聞くまで言わなかった。
しかも、私はギリギリ玄関で靴を履いている所を見つけて声をかけた。
もし見つけていなかったら知らない間に出かけた事になる。
これって、もしかして...
「.........いやAに限ってそんな事」
自問自答をしてソファーに腰を下ろす。
友達とショッピングに行くと言っていたし、そんな事あるわけない。
......あれ、今日お友達の名前言わなかったな。
「ッ.........」
私は飲みかけのコーヒーなんて気にも留めずに、簡単なものを羽織って外に飛び出した。
Aが言っていたショッピングモール。
ここは街中でも大きなものに分類される。
ここで見つけるのは難しいか...?
「...Aが行きそうなところ」
とりあえず、私はAが行きそうな店を見て回る事にした。
「いないじゃないか...!」
行きそうなところを全て見て回ったが、どこにもAはいなかった。
......嘘、だった?
一旦頭を落ち着かせようと思った私は、ここに来た時にいつも行っているカフェに入った。
「ご注文お決まりでしたらお呼びください」
「はい、ありがとうございます」
軽く店員さんにお辞儀をして、メニューを開く。
いつも頼むものをメニューから見つけ、店員さんを探す。
すると。
「......A。
...と、悟.........?」
左端の席に、探していた彼女と親友がいた。
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