6-風邪 ページ13
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𝑆𝑢𝑔𝑢𝑟𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
だめだ私。
今Aは風邪引いてるんだ。
襲うなんてもっての外だろっっ。
『......ここ、いて?』
「ッッ〜〜......」
熱のせいか潤んだ目でそう訴えるAは、まるで致している時のようだった。
「、、冷えピタ、取ってくるだけだよ。
すぐ帰ってくるから」
『......うん』
優しく手を解き、ドアを開けて部屋を出る。
..................
よく耐えた!
よく耐えた私ッ!!
危うくがっつくところだった......
「...冷えピタ、取りに行かないと」
気持ちを切り変えるために、蹲っていた体を起こして立ち上がる。
廊下を歩き、冷蔵庫に向かった。
見つけた冷えピタを手に持ち、寝室に戻る。
そっと開けると、よほどしんどいのかAは寝ていた。
「ちょっと冷たいよ」
髪をかきあげておでこに貼ると、ん、と声を漏らした。
「..................」
がまんガマン我慢!!
上げていた髪を元に戻し、布団を被せた。
首元の汗も拭く。
しんどそうなに息をしている様子を見ると、心臓が痛い。
「早くよくなって」
唇を軽く合わす。
これで私にうつして治ったらいいな、なんて思ったりもした。
((ごめんねほんとうつしちゃって...))
(い゙い゙よ゙、ぜん゙ぜん゙べい゙ぎ...ッゲホッゲホッ)
((うわあもう喋っちゃダメ!))
(あ゙い゙......)
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