13-ハジメテは大切に※ ページ45
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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒
傑の頭が、私の首筋に埋まる。
ちゅ、ちゅ、と唇を這わせられ、勝手に声が出る。
「ん......」
『っ!?ひゃ、』
「...ふふ、私の印付けちゃった」
『印って......』
妖美に笑う傑は、私の問いに答える間もなく。
私の顔の横に置いていた手を下にずらした。
『っ、ぁ、』
「痛くない?」
『ん、』
最初は左だけだったのに、いつの間にか右も傑の手の中に収まっていた。
出来るだけ声を出さないようにするけど。
時々くる刺激に思わず漏れる声は、自分のものではないような甘い声だった。
「服...脱がすから、腕上げて......?」
『......傑が脱いでくれたら脱ぐ』
「...ふふ、恥ずかしいの?」
しょうがないなぁ、と言いながら傑は来ていたスウェットを思いっきり脱いだ。
......待って、鼻血でそう。
色気......色気が溢れ出てます。
筋肉質なのはわかっていたけど、まさかここまで引き締まっていたとは。
程よく胸筋がついていて、腹筋は安定のシックスパック。
......私がもたないかもしれない。
「...見過ぎ」
『え、うわ、』
そんな事を呑気に考えていると、あっという間に私の服も脱がされた。
上半身はブラだけになり、思わず腕で隠す。
「......なんで隠すの?」
『だってッ...!
恥ずかしすぎる...!』
「豆電球しかついてないんだから、見えないよ」
『それとこれとは別!』
あまりの恥ずかしさに顔を背けると、名前を呼ばれて口を塞がれた。
そして、そのまま傑のペースに乗せられて。
軽々と腕は解かれた。
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