同年彼女 with 結城哲也 ページ10
A「ねぇ、哲！これすっごく美味しいよ！お土産に買って帰ろうかな？」
結城「あぁ、そうだな。」
凛と冷える空気の中に、鼻をかすめる硫黄の匂いが漂っている温泉街。
お互い大学も決まったお祝いも兼ねて、冬休みを利用した温泉旅行に来ていた。
幼馴染みだった結城哲也が、彼氏と言う存在に変わったのは高校3年生の春のこと。
小さな頃からひたむきに野球に取り組む哲が大好きで、「A‥俺と付き合ってくれないか。」と告白された時は夢の様だった。
A「哲、射的場もあるよ！ねぇ、勝負しない？」
結城「あぁ、受けて立とう。」
一緒に居れるだけで満足‥な気持ちに変わりはない。ただ‥
A(2人きりで旅行‥。ちょっとは意識してくれてるよね？)
チラッと横に目を向ければ、すごいオーラを纏いながら、真剣に銃を構えている哲の姿。
A(キス以上に進みたいって思ってるの、私だけなのかな〜‥。)
付き合って半年以上経つもキスより先の関係には進展せず、大切にしてくれてることに感謝する反面、もどかしくも感じていた。
結城「俺の勝ちだな。」
邪なことを考えたまま、オーラを纏った哲に勝てる訳もなく、射的勝負は大敗に終わった。
A「最初から哲に勝てると思ってないもん‥。」
結城「むっ、最初から勝負を諦めるのはよくないぞA。‥そろそろ宿に戻るか？」
そう言ってさりげなく差し出された手を握り、宿泊する宿へと向かった。
A「次は負けないんだからね！」
結城「遠慮なく来い。」
大浴場でお風呂を済ませ、食事も堪能し、食後の運動にと卓球で汗を流す。
ひとしきり遊んで部屋に戻れば、すでに布団が敷かれており、艶かしい雰囲気を醸し出していた。
A「ねぇ、哲‥。汗かいたから一緒にお風呂入らない？待ってるからね！」
結城「おい‥！」
動揺する哲を横目に、少し強引かとも思ったが、部屋に備え付けられている貸切露天風呂へと向かう。
湯船に浸かって数分後、腰にタオルを巻いた哲が姿を現し、その逞しい身体に目を奪われる。
A「哲‥こっち‥。」
結城「あぁ‥。」
脚の間に入り背中を向ける様にして座れば、お湯の音だけが響き、何とも言えない沈黙が流れる。
A(き、気まずい‥！)
早る鼓動を抑えつつ、どうするか考えていると、ふと腰に当たる違和感に気付く。
「哲‥？」と振り向けば、気まずそうに顔を伏せていた。
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ぱっち(プロフ) - 依織さん» いやいやいや、激しく盛りすぎですよ(笑)リアルな私は天才とは真逆に位置しています(-_-)応援＆コメント本当にありがとうございます♪ (2016年4月17日 21時) (
レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» やっぱり、ぱっちさんは天才ですっ!これからも、がんばってください！ (2016年4月17日 21時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 依織さん» とんでもないです！こちらこそ不快な思いをさせてしまいすみませんでした(._.)鳴ちゃんのリク、書き終わりましたのでまたお時間のある時にでも読んでやって下さい(^^)♪リクいただきありがとうございました！ (2016年4月17日 16時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» いえいえ。こちらこそ,上からでスミマセンm(_ _)m (2016年4月16日 22時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 秋の神.紅葉さん» 大変遅くなり申し訳御座いません。続編一発目の鳴ちゃんを秋の神.紅葉さんのリクにさせていただこうと考えてました。順番が前後してしまい申し訳御座いません(._.) (2016年4月16日 10時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華うさ | 作成日時：2015年11月2日 19時
