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亮介「いつまで寝てんの?もうすぐご飯だけど。」
ぼんやりする意識の中、起こしに来たお兄さんの声をきっかけに、春くんの腕の中で目を覚ます。
その状況を見られたことに、一気に意識も覚醒すれば、咄嗟に「何か手伝わなくちゃ‥!」とリビングへ向かう。
亮介「感謝しなよ?」
春市「えっ?」
亮介「昨日盛り上ってたみたいだから、たぶん一緒に寝てるんじゃないかと思って、母さんが起こしに行くの止めてやったんだから。」
春市「あ、兄貴‥!もしかして聞こえて‥」
亮介「だいぶ声、我慢してたみたいだけど?」
春市「‥‥‥」
手伝えることがほとんどなかったため、春くんを呼びに戻ると、部屋の前にはまだお兄さんが立っていた。
亮介「何?」
A「あっ‥朝ご飯の準備出来ました!」
その言葉を聞いて動き始めたお兄さんが、すれ違い様に「ああ見えて頑固な奴だけどよろしく」と一言、そのまま階段を下って行く。
その後ろ姿を眺めていると「何か言われた?」と、部屋から出てきた春くんが、心配そうにこちらを覗き込む。
なぜかほんのりと顔を赤くして‥
A「顔赤いですよ?大丈夫ですか?」
春市「だ、大丈夫だよ!それより、兄貴に何か言われなかった?」
A「‥春くんのことよろしくって言われました。」
春市「‥え?」
その回答が意外だったのか、驚いた表情を見せた後、頭をポリポリと照れくさそうに掻く。
A「弟想いの素敵なお兄さんですね!」
春市「色々厳しいけど‥僕がずっと目標にしてる人だから。」
A「春くん。」
春市「何?」
A「‥私の中では春くんが、誰よりも1番素敵ですよ‥。」
春市「‥Aちゃんの方が絶対ズルい。」
春くんの手が顎に添えられ、お互いの顔が近付き、目を閉じた次の瞬間‥
亮介「いい加減にしなよ。」
A / 春市「「はいぃっ!!」」
まるで見ていたかの様なタイミングで、お兄さんの声が階段の下から響く。
「また後でね‥」と耳元で囁かれれば、見合わせた2人の頬は赤く、並んでリビングへと下りて行った−‥
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−・甘美な時間 × 小湊春市・−
−・由衣 様へ・−
お時間頂戴し、申し訳御座いませんでした‥!
気付けばこの作品の中で、初の後輩彼女でした!
ご希望に沿えたか心配ですが、目を通して下さったのであれば幸いです(^^)
この度はリクエストいただき、ありがとうございました♡
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ぱっち(プロフ) - 依織さん» いやいやいや、激しく盛りすぎですよ(笑)リアルな私は天才とは真逆に位置しています(-_-)応援&コメント本当にありがとうございます♪ (2016年4月17日 21時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» やっぱり、ぱっちさんは天才ですっ!これからも、がんばってください! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 依織さん» とんでもないです!こちらこそ不快な思いをさせてしまいすみませんでした(._.)鳴ちゃんのリク、書き終わりましたのでまたお時間のある時にでも読んでやって下さい(^^)♪リクいただきありがとうございました! (2016年4月17日 16時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» いえいえ。こちらこそ,上からでスミマセンm(_ _)m (2016年4月16日 22時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 秋の神.紅葉さん» 大変遅くなり申し訳御座いません。続編一発目の鳴ちゃんを秋の神.紅葉さんのリクにさせていただこうと考えてました。順番が前後してしまい申し訳御座いません(._.) (2016年4月16日 10時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華うさ | 作成日時:2015年11月2日 19時