−・×××・− ページ45
−−−−−
−−−
−
A「のぼせたかも‥。」
倉持「わ‥わりぃ。」
日付が変わろうとする10分前、布団の中に一緒に入りそう呟けば、髪の毛をガシガシと掻きばつが悪そうな洋一。
その様子に笑みを浮かべながら「冗談だよ！」と言いながら、愛おしい人の胸元へすり寄って行く。
A「‥幸せだったもん。」
いつもお泊まりの時に借りている洋一のトレーナーの袖を、自分の鼻先まで持っていけば、その匂いを胸いっぱいに吸い込む。
A「ちょっと恥ずかしかったけど‥あんなに愛してもらえて、今も洋一の匂いに包まれて、こうして腕の中にいれて‥本当に幸せ。」
また数日後には離れる日がくると思うと、ツンと鼻の奥が痛む感覚に襲われるが、頑張る洋一に涙は見せまいとグッと堪える。
その想いに気付いてかどうか、抱き締められていた洋一の腕に力がこもり、頭上から囁く様に「わりぃな‥。」と声が届く。
A「洋一‥？」
倉持「俺から付き合ってくれって頼んだのに、寂しい思いさせてゴメンな。」
A「らしくないな〜！私は野球に一所懸命な洋一が好きなの。だから‥気にしないで？」
倉持「あと1年したらこっち戻ってくっから‥それまで待っててくれねーか？」
A「ん〜‥、どうしよっかな〜？」
倉持「‥‥‥」
おどけて見せた言葉に反応がなかったため、急いで弁解するべく口を開こうとしたその時‥
倉持「‥もしAが待っててくれなくても、俺がその場所まで迎えに行くけどな。」
A「‥よ‥いち‥。」
その予期せぬ言葉に、堪えていた涙が溢れ出し頬を伝う。
倉持「ヒャハハ！何泣いてんだよ！」
A「にっ‥2年間も待ったのに、あと1年待てないはずないじゃない‥！ずっと待ってるからね‥。」
倉持「‥ありがとな。」
そう言って自然と唇が引き寄せられた瞬間、窓の外では新年の始まりを告げる除夜の鐘が、遠くの方で鳴り響いていた−‥
−
−−−
−−−−−
−・甘美な時間 × 倉持洋一・−
−・弓道少女 様へ・−
お時間頂戴し、申し訳御座いませんでした‥！
お風呂感、醸し出せてましたでしょうか？笑
若干過ぎ去った季節のお話になり、申し訳ございません(._.)
この度はリクエストいただき、ありがとうございました♡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱっち(プロフ) - 依織さん» いやいやいや、激しく盛りすぎですよ(笑)リアルな私は天才とは真逆に位置しています(-_-)応援＆コメント本当にありがとうございます♪ (2016年4月17日 21時) (
レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» やっぱり、ぱっちさんは天才ですっ!これからも、がんばってください！ (2016年4月17日 21時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 依織さん» とんでもないです！こちらこそ不快な思いをさせてしまいすみませんでした(._.)鳴ちゃんのリク、書き終わりましたのでまたお時間のある時にでも読んでやって下さい(^^)♪リクいただきありがとうございました！ (2016年4月17日 16時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» いえいえ。こちらこそ,上からでスミマセンm(_ _)m (2016年4月16日 22時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 秋の神.紅葉さん» 大変遅くなり申し訳御座いません。続編一発目の鳴ちゃんを秋の神.紅葉さんのリクにさせていただこうと考えてました。順番が前後してしまい申し訳御座いません(._.) (2016年4月16日 10時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華うさ | 作成日時：2015年11月2日 19時
