同年彼女 requ 倉持洋一 ページ43
A「洋一ぃ!おかえりー!!」
倉持「おわっ!‥おうっ!」
年末年始の休みに帰省した彼氏の倉持洋一が、自宅のドアを開ける前に出迎えれば、驚いたその表情にニヒヒと笑う。
中三の頃から付き合い始めたものの、すぐに遠距離恋愛が始まったため、洋一の数少ない帰省を何よりも楽しみにしていた。
倉持「よく帰って来たって分かったな。」
A「外から「不良だ!球児だ!」って聞こえたから、洋一しかいないな〜と思って!」
倉持「‥ところで、ババァとジジィは?」
A「ババァて‥お母さんでしょ?もう出掛けてるよ。お爺ちゃんも明日まで旅行で、みんな一日の午前中には帰って来るって。」
おばさんはお友達と一泊、お爺ちゃんは老人会の旅行に行き、年越しを各々の場所で過ごす倉持家。
洋一のたま○○帰省を二人で過ごせるのは願ったり叶ったりな訳で、この放任感には感謝せざるを得ない。
A「洋一の好きな甘口カレー、おばさん作ってくれてたよ?」
倉持「おっ、じゃあ晩飯に食おうぜ!」
部屋着に着替えた洋一とご飯までの時間をまったりと過ごすも、普段離れている分、顔を見ながら話すこの何気ない時間が、すごく特別なものに感じる。
A「ご馳走さまでした!あ〜美味しかった♡」
倉持「ヒャハハ、やっぱカレーは甘口だな!」
可愛らしいことを言ってのける洋一に、思わず笑みを溢しながら、台所に並んでは洗い物を片付ける。
倉持「さて‥風呂でも入るかな。」
A「先に入っていいよ?」
倉持「なぁ‥一緒に入んね?別に嫌だったらいいけどよ‥。」
その突然の申し出に戸惑うも、気付けば自然と首を縦に振り、数分後には浴槽の中で向かい合っていた。
お願いして入れてもらった、乳白色の入浴剤が肩から下の身体を隠す。
A「洋一、背中洗ってあげよっか?」
照れて渋る洋一を無理矢理座らせ、泡立てたタオルで優しく背中をなぞる。
中学の頃とは違う、逞しくなった背中に日々の努力を感じると共に、男らしさを意識すれば先ほどよりも早まる鼓動。
倉持「Aも洗ってやるよ!」
A「えっ、いいよ‥!」
「お前だけずりぃだろ」と言われれば、断る術もなく入れ替わる様にして洋一の前に座る。
倉持「A‥ちょっと太ったか?」
A「なっ!失礼ね‥んっ‥!」
そう言いながら、不意に摘ままれた横腹の刺激に、ビクンと身体が跳ねれば、何とも言えない空気がお風呂場を包み込んだ。
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ぱっち(プロフ) - 依織さん» いやいやいや、激しく盛りすぎですよ(笑)リアルな私は天才とは真逆に位置しています(-_-)応援&コメント本当にありがとうございます♪ (2016年4月17日 21時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» やっぱり、ぱっちさんは天才ですっ!これからも、がんばってください! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 依織さん» とんでもないです!こちらこそ不快な思いをさせてしまいすみませんでした(._.)鳴ちゃんのリク、書き終わりましたのでまたお時間のある時にでも読んでやって下さい(^^)♪リクいただきありがとうございました! (2016年4月17日 16時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» いえいえ。こちらこそ,上からでスミマセンm(_ _)m (2016年4月16日 22時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 秋の神.紅葉さん» 大変遅くなり申し訳御座いません。続編一発目の鳴ちゃんを秋の神.紅葉さんのリクにさせていただこうと考えてました。順番が前後してしまい申し訳御座いません(._.) (2016年4月16日 10時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華うさ | 作成日時:2015年11月2日 19時