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先輩彼女 requ 多田野樹 ページ19

A「樹、頬っぺたに砂ついてるよ〜。」


多田野「えっ、どこですか?」


練習している間についたのであろう砂を、指で優しく拭えば照れた様に俯く、彼氏の多田野樹が可愛くて仕方ない。


A「はい、取れたよ!じゃあ、練習頑張ってね!」


多田野「あっ‥ありがとうございます‥。」


マネージャー業へ戻るべく、片手を振りながら樹の側を離れれば、入れ替わる様にして成宮が近付く。


成宮「樹、ブルペン入るよ!‥って、何その顔?」


多田野「鳴さん‥。いえ、大丈夫です。」


成宮「それが大丈夫ですって顔?先輩のこの俺が、話を聞いてやってもいいけどね!」


得意気に話す成宮の様子に、会話の内容が気になるも、マネージャー業に追われそれどころではなくなった。


翌日、成宮から「今日ブルペンに来てよね!」と声を掛けられ、断れば面倒臭いことになるので、作業の合間に顔を出す。


そこには、成宮の投げる球を後ろに反らせまいと必死に食らい付く樹の姿。


バッテリーを組んだ当初は、成宮のチェンジアップに苦労していたが、努力の甲斐あって今ではだいぶ捕れる様になった。


その努力を近くで見てきたため、成宮の球を捕る樹の姿には、熱く込み上げてくるものがあった。


成宮「あっ、A!ねぇ、樹だいぶ俺の球捕れる様になったよね?スゴくない!?」


A「スゴいって言うか‥、たくさん努力してたもん。ねっ、樹。」


成宮「樹のことカッコいいとか思わない!?」


A「‥何か変だよ成宮。いつもそんな風に樹のこと褒めたりしないじゃん。特に用事ないんだったら私戻るね?」


ブルペンを去ろうとすれば、「あっ、A先輩!今日も待ってますから。」と耳に届く樹の声に笑顔で頷き、グラウンドへと戻って行った。


A「今日の成宮‥絶対変だったよね?樹もそう思うでしょ?」


多田野「そう、ですね‥。」


最近スコアの勉強を始めたため、こうして樹の部屋で教えてもらうことが日課となっていた。


A「ねぇ、このスコアなんだけど‥」


質問しようと樹の方を向けば、正座して座っている姿が目に入り、そっと口が開かれる。


多田野「A先輩は‥俺のことどう思ってますか?」


A「‥大好きだけど?」


多田野「男としてはどう思ってますか?」


A「えっ‥、どういう意味‥?」


詰め寄って来る樹から距離を取る様に下がるも、背中にベットが当たれば逃げ場を失い、すぐ目の前には樹の顔が迫っていた。

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ぱっち(プロフ) - 依織さん» いやいやいや、激しく盛りすぎですよ(笑)リアルな私は天才とは真逆に位置しています(-_-)応援&コメント本当にありがとうございます♪ (2016年4月17日 21時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» やっぱり、ぱっちさんは天才ですっ!これからも、がんばってください! (2016年4月17日 21時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 依織さん» とんでもないです!こちらこそ不快な思いをさせてしまいすみませんでした(._.)鳴ちゃんのリク、書き終わりましたのでまたお時間のある時にでも読んでやって下さい(^^)♪リクいただきありがとうございました! (2016年4月17日 16時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
依織(プロフ) - ぱっちさん» いえいえ。こちらこそ,上からでスミマセンm(_ _)m (2016年4月16日 22時) (レス) id: 08da0f1fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱっち(プロフ) - 秋の神.紅葉さん» 大変遅くなり申し訳御座いません。続編一発目の鳴ちゃんを秋の神.紅葉さんのリクにさせていただこうと考えてました。順番が前後してしまい申し訳御座いません(._.) (2016年4月16日 10時) (レス) id: bc5692e9a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華うさ | 作成日時:2015年11月2日 19時

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