五話 ページ6
夢side
どうしよう。
『此れじゃ国木田さんにドヤされるじゃ済まないですよ……!嗚呼、説教フルコースだと何時間になるんでしょう…ていうか此れ戻れるんですかね…!?』
異世界に飛ばされた。その事実に私、AAは青くなって肩を抱いていた。
太「い、いや、言語が伝わる世界だっただけマシだと思おう…急に飛ばされた世界で何処のモノかも解らない言葉で捲し立てられたとしたら…私泣いちゃう…」
同じく青くなった先輩、太宰治さんは引き攣って上がらない口角を必死に動かしている。
·····もの凄く頼りない…!
釘「ちょっと、さっきからなに2人でごちゃごちゃ言ってんのよ。ちゃんと私たちにもわかるように説明しなさいよ!」
『えっ……と、其の、何て言うか、其のままの意味っていうか……嗚呼、何かもう説明するのも面倒臭い…
太宰さん!後は任せました!』
私は太宰さんの背中をバシッと叩いて現実逃避に走った。
太「痛ッ!?というか丸投げ返しとは、Aも中々やるようになったじゃないか…
はぁ…仕方ない。私が説明してあげよう!
ざっくりと説明すると…」
─────────
太宰side
私達は先程言った通り、主に荒事を領分にするような危険な仕事をしている。
そんな私達の元に、最近ある路地裏に怪しい奴らを見かけるので調べて欲しい、という依頼が来た。それで私達は依頼としてその場所に行ってみた訳だ。
太「到着〜!結構探偵社から遠かったね〜」
『太宰さんが寄り道しなければもう少し早く着いたのでは?』
太「まぁまぁ〜其のお陰で目撃情報も掴めたし良いじゃないか。」
『·····本当、そういうとこちゃっかりして───
───ッ!?』
太「A!」
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MR - 虚式紫に飛ばされたのに、文才がある。。。つまり作者最強(最高) (2月12日 19時) (レス) id: 4014042a90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Awoikamo | 作成日時:2023年12月11日 18時