【呪術廻戦‪✕‬文豪ストレイドッグス】二つの力が絡まる世界！？ (ページ43)

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閑話好みの相違ページ43

此の会話は彼等が保健室から出て少しした頃の物である。

虎「そう言えば、何で心中してねーの？Aさんも太宰さんも死にてぇんだろ？」

釘「ちょ、アンタデリカシーってもんは無い訳！？」

釘崎は余りにも唐突、かつ直球(気の利かない)質問にギョッとする。

虎「えぇっ！？聞いちゃダメなヤツだった！？」

慌てふためく虎杖に太宰は苦笑を零す。

太「大した理由じゃ無いよ。好みが合わないだけだ。」

虎／釘「「好みぃ？？」」

『うん。私が飛び降り派で、』

太「私は入水派。」

伏「·····まさか、それだけの理由なんですか？」

太「『勿論。』」

ぴたりと揃った声に、虎杖達は思わず半眼になった。

『だって入水なんてずっと苦しいししんどいし最悪ですよ。其れに比べて、飛び降りなら痛いのは一瞬だけ。正に理想の死に方です。』

全く理解出来ない、というように溜息を着いたAに、太宰は片眉を上げて反論した。

太「おや、飛び降りだって痛いじゃないか。それに死に損ねたら更に痛いし苦しい。其れに比べて入水は静かに、そして確実に死ねるのだよ。」

『はぁ？死に損なわないくらい高い所から飛び降りれば良いだけじゃないですか。ていうか入水だって確実じゃないですよ。だって太宰さんよく川流れてるけど死んでないじゃないですか。』

太「ぐぬぬ、其れは確かにそうだけれど…それは国木ぃ田くんやAが邪魔するからで、ちゃんとやれば大丈夫！それから、私は誰にも迷惑を掛けないクリーンな自殺がモットーなの。死に損なわないくらい高くて、人に迷惑を掛けない場所なんてあるのかい？」

『山の奥深くとかでいいじゃないですか！』

太「山なんて木に引っかかって瀕死がオチでしょーが！」

『はァ！？じゃー試してみれば良いじゃねェですかァ"！？』

太「よーしそうしよう！やってやろうじゃないかァ！」

虎「ちょぉっと待ったぁぁ！！ストップストップ！」

伏「ふたりとも、落ち着いて下さい！」

釘「もーアンタが変な事言うから！！」

虎「え、俺！？！？俺のせいなの！？ごめん！！」