四話 ページ5
五条先生は顔色の悪い2人の顔を覗き込む。
『え、あの目隠しどーなってんの!?』コソコソ
太「きっと彼は極度のドライアイなのだよ。だからずっとアイマスクを着けているんだ、可哀想に〜」コソコソ
『適当な事云わないで下さい。そんなの信じる訳ないじゃないですか。国木田さんじゃあるまいし。』コソコソ
太「てへ、バレた?」コソコソ
五「(呪力も術式もしっかり持ってて、そして完全に使いこなしている。しかも包帯の彼、中々珍しい
『あの…其の前に、一つ聞いてもいいですか?』
話しかけられてハッとした女が困ったような、縋るような笑みを浮かべて尋ねた。
五「ん?なーに?」
『貴方は、武装探偵社、とか、異能力者、とか、聞いたことないですか……?』
五「う〜ん…聞いたことないね〜」
女は顔の色を無くして固まった。
太「じゃ、じゃあ、
五「それも聞いたことないね〜」
包帯は一瞬空を仰いで大きいため息と共に項垂れた。
太「はぁ……」
『·····太宰さん、私ね、あの異能力、ただの転移系だと思ってたんです。
·····でも、たった今もう一つの……
そしてたった一つの可能性が浮かんだんです。』
太「おや、奇遇だね。私も同じ事を考えていたのだよ。」
俺たちは彼らの言葉を静かに待つ。
太「『私たち……
異世界に飛ばされた……!?』」
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MR - 虚式紫に飛ばされたのに、文才がある。。。つまり作者最強(最高) (2月12日 19時) (レス) id: 4014042a90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Awoikamo | 作成日時:2023年12月11日 18時