二十一話 ページ25
『其れじゃあいきますよ……
ジャーンケーンポン!』
一年ズ「「「·····は?」」」
太「『あーいこーでしょ!
しょ!
しょ!!
しょ!!!
しょ!!!!
しょ!!!!!』」
突然の争いに悠仁達は戸惑っている様だった。
虎「なんだコレ?」
釘「悪夢か何かよ、きっと。」
『な、な、何で!?』
太「やった〜☆私の勝ちだね♪」
そう言って
『はあ…其れじゃ行きますよ……ッと』
虎「応!!」
私は勢いよく体育館の扉を開き、足を踏み入れた。
『·····此れが“生得領域”ってヤツかな。』
開いた所には地獄、或いは悪夢と見間違える様な景色が広がっていた。
虎「あれ?でも二級の呪霊に生得領域とかってあるの?なあ、ふしぐ………!」
不自然に言葉を止めた悠仁に振り返ると、
『ッ!?扉が…無い……!』
私達の今出て来た所が壁と化していた。
─────────
太宰side
『其れじゃ行きますよ……ッと』
Aはそう言って体育館に足を踏み入れた。
───途端。
太「!」
釘「なっ!」
伏「き、消えた……!」
私は急いで壁と化した其の場所に触れてみる。が、
太「私の能力じゃ、消えないみたいだね…生得領域、という物は。」
釘「Aさんだけじゃなくて虎杖まで…どうすんのよ、これ。」
伏「どうしようもねぇだろ。壁なんだから。でもこのままって訳にもいかねぇし……別の入口探すぞ。」
彼等はさっさと歩き出して行ってしまう。
太「えー私達も行くのー?此処はジャンケンに負けたAが行って呉れているのだから、私たちは大人しーく待ってようよー」
釘「はぁ??アンタ正気?Aさんの事、心配じゃないの?」
太「勿論心配だよ?でもAはジャンケンで負けたからねぇ?」
でもあれだけあいこが続くようになっていたのは、想定外だったね。Aが私の思考を段々読めるようになってきている事に少し驚いた。
釘「でもそれはただのジャンケンでしょ?今はそれどころじゃないんだからそういうのは…」
“『負けた負けたって何回も云わないで下さい。一回で判ってますから。』”
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MR - 虚式紫に飛ばされたのに、文才がある。。。つまり作者最強(最高) (2月12日 19時) (レス) id: 4014042a90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Awoikamo | 作成日時:2023年12月11日 18時