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十九話 ページ23

数日後。

五「よーし!大体実力もわかった事だし、今日は課外授業に行こーう!!」

太「おー!」

釘「テンション高い大人ってやっぱり不気味ね。」

五条さんの用意した高専の制服に着替えた私達は課外授業とやらのために車に押し込まれる。

課外授業では二年ズとは別行動だそうで、私は真希に睨まれながらお別れを告げてきた。

五「じゃ、伊地知〜?後よろしく〜」

車の横に控えていた伊地知と呼ばれた男性が此方に歩いてきた。

伊「かしこまりました。初めまして、送迎役の伊地知潔高と申します。」

『初めまして。AAです。』

太「私は太宰治だよ。よろしく。」

僕らは軽く頭を下げて会釈し、車に乗り込んだ。

虎「五条先生〜!また後でね〜!」








伏「今回の事件の詳細です。どうぞ。」

助手席に乗る恵が電子端末(タブレット)を手渡した。

※今回は人数が多いので、大きめのサイズの車で来ています!助手席に伏黒、二列目に釘崎と虎杖、最後列にAと太宰、の席順となっております!

電子端末(タブレット)を受け取った太宰さんはふむ、と頷き思案するように顎に手を添えた。
·····悔しい事に物凄く画になる。

太「場所は都内の小学校で、被害者は二人、行方不明者は一人。遺体は何方(どちら)も原型を留めていない状態で発見された、と。にしても呪霊の被害という物は中々凄惨な……何だい?その視線?」

『いえ、少し太宰さんに苛ついただけです。』

太「何故!?」

『其れより。行方不明者っていうのは生死不明、って事ですよね。私達が行った時、既に亡くなられていた場合は如何しますか?』

伊「行方不明者に関しましては、生きていれば救出、死んでいれば回収です。」

私はその言葉に少し書類を睨んだ。

『回収、ねぇ…』

矢張り死が身近な社会ほど、死んだ人間の価値は低い。

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MR - 虚式紫に飛ばされたのに、文才がある。。。つまり作者最強(最高) (2月12日 19時) (レス) id: 4014042a90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Awoikamo | 作成日時:2023年12月11日 18時

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