十四話 ページ16
“五「明日の13時30分くらいにこれ着てグラウンド集合ね!」”
太「地図ではこの辺の筈だけれど…」
私達は昨日五条さんに渡された適当なジャージを身に付け、グラウンドに出ていた。
『一寸早く着いちゃいましたからね。準備運動でもして待って…』
?「おい」
突然、後ろから声を掛けられた。今のは昨日の4人とは違う声…誰?
『?』
?「見ねぇ顔だな。お前ら誰だ?」
後ろを見ると、此方に疑いの眼差しを向けている眼鏡の子、同じく警戒している白髪の子、それから…
太「『パンダ!?』」
パ「パンダが居ちゃ悪いかよ」
太「『喋ったあぁぁ!!』」
『え、凄い!如何なってるの!?』
太「私パンダ初めて見た!本物のパンダは喋るのだね!凄ぉい!!」
『あ、そーだ!戻った時に乱歩さん達にも見せられるように写真と動画撮らなきゃ!』
太「其れは名案!あの頭の堅〜い国木ぃ田君に見せたらきっと泡を吹いて倒れてしまうよ!いやー楽しみ!!」
釘「あ、Aさーん!·····と、太宰さん。」
太「私はおまけかな??」
あ、一年ズ+五条さん、やっと来た!
?「遅ーぞ悟!てかコイツらなんなんだよ!」
?「しゃけしゃけ!」
五「あはは〜大体予想通りの状態だね〜」
?「は!?だから!コイツらはなんなんだって聞いてんだよ!」
『ねぇねぇ悠仁、東京のパンダって喋るんだね!』
虎「えぇっ俺!?え、いや、なんていうかー…」
ごちゃごちゃと話していたら五条さんが軽く手を叩いた。
五「はいはいストップ。収拾がつかなくなるから。真希、パンダ、棘、このふたりは新入りの治とA!新しい呪術師の仲間だ!」
禪「はぁ!?どういう事だよ!ちゃんと説明しろ。」
五「という事で治!説明よろしく〜!」
太宰さんは全力の丸投げを軽く片手を挙げて受け流す。
太「はーい。じゃあ先ずは私達が何者か、から話そうか……」
太「·····という訳なのさ。此れで大体は分かって貰えたかな?」
狗「しゃけ、ツナマヨ!」
·····ん?
太「·····済まない、彼は何と?」
パ「“わかった、よろしく!”って言ってる。」
人間の言葉をパンダが訳してくれた。
『言葉の通じるパンダと通じない人間…』
虎「まぁまぁ、そこ気にしたら終わんねぇから!」
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MR - 虚式紫に飛ばされたのに、文才がある。。。つまり作者最強(最高) (2月12日 19時) (レス) id: 4014042a90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Awoikamo | 作成日時:2023年12月11日 18時