あなたの彼女にはなれません。 (ページ9)

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理由ページ9

Aside

今日、知念君に放課後呼ばれた。

何の話なんだろ…

やっぱり知念君に呼ばれるの

緊張するなぁ〜

放課後になった。

知念君が教室で待っていてくれた。

「待たせてごめんね。」

侑李「気にしてないから。大丈夫！」

笑顔で言ってくれて

ホッとした。

「ありがとう。」
侑李「あの！昨日僕を振った理由何ですか？」
「理由を言ったら、悲しまない？」
侑李「…はい。」

渋々頷いてくれた。

じゃあ、もう言おう。

私と関わらない方が

きっと知念君は幸せになれる。

「じゃあ、理由教えるね。理由はね、知念君を悲しませるから。泣かせると思うから。嫌われると思うから。それだけ。」
侑李「僕悲しみませんよ？Aさんと付き合えたら悲しむなんてないですよ。」

知念君が言ってくれて

嬉しくて

泣きそうになった。

「付き合っても、悲しませる。」
侑李「ちゃんと、理由教えてください。」

もう、教えるしかないね。

「私、心臓病なの。これでわかった？付き合えない理由。じゃあ、帰るね。」

逃げる様に帰った。

これで、私の片思いも終わった。

私が、心臓病じゃなかったら

普通に知念君と付き合えたんだよね？

両思いだったんだよね？

でも、諦めなきゃ

付合ったら

泣かせる

悲しませる

だから、諦めるしかない…

でも、知念君の事

諦め切れない…

どうしたらいいの？

誰か教えてよ…