2話 秘密の潜入 ページ4
月影かぐやsaid
今日の任務は東京都渋谷区。
いつも通り鬼を狩り、家に帰る。
その時、私の鎹鴉の月華が飛んできた。
私の鎹鴉の月華は白に青の羽が混じった不思議な色をしている。
流麗に言葉を喋る事が出来る。
前世からの頼れるパートナーだ。
「かぐや、明日お館様のお屋敷に行って。任務の連絡があるらしいよ。」
なんだろう?お館様が直接任務の内容を話す事はなかなかない。
それほど大切な任務なのだと考えることができる。
「分かった。明日の昼頃に行くと伝えておいて。」
「了解。」
最近は鬼の活動も活発になってる。
前世で鬼舞辻無惨が失敗した、鬼の始祖の太陽の克服。
新しい鬼の始祖、舞月鬼織はそれを目指している。
舞月鬼織は女の鬼で、鬼舞辻無惨が最初に鬼にした女。
誰よりも鬼舞辻無惨を敬愛し、鬼舞辻の呪いをいち早く外した者。
だから、鬼舞辻がタヒんでも、消えなかった。
その後、舞月は力を付け、第2の鬼の始祖となった。
私は前世から彼女を憎んでいるし、嫌いだ。
だから、また私は"鬼狩り"の道に進んだ。
この決断に後悔はない。
−次の日−
私はお館様のお屋敷にいた。
「かぐや、良く来てくれたね。」
その言葉と共に頭を下げる。
「お館様におかれましてもご壮健でなによりです。益々のご多忙を切にお祈り申し上げます。」
「ありがとう、かぐや。今日は潜入調査について話す為に来てもらったんだ。」
潜入調査.....、どうやら本当に大変な任務だったらしい。
「浜田高校付属中学校という学校で鬼の目撃情報がある。何人か隊士を送ったが、誰も情報を得られずに消息を絶っている。だから、かぐやに潜入を頼もうと思う。いいかな?」
「御意。それでは、明日にでも生徒として浜田高校付属中学校に潜入します。」
浜田高校付属中学校か...、聞いたことがない。
私の学力で編入できるかな?....頑張るしかないか。
「分かったよ。今日はもう下がっていいよ。」
「失礼しました。」
−5時間後−
私は、編入試験に無事合格して、浜田高校付属中学校に通うことになった。
早く鬼の情報を見つけて、鬼の被害を減らそう。
そう思っていたのに、なぜこうなったのでしょう?
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ななな - この作品すごい面白いです…‼︎これからも更新頑張ってください‼︎ (5月1日 19時) (レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
5 - この作品大好きになりました!更新、いつも待ってます! (2月7日 20時) (レス) id: 068a9ee721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクココア | 作成日時:2024年1月22日 23時