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初試合 ページ9

今日は車椅子の男との試合がある。キルアとの試合を見た限り、そんなに強そうではなかったが。

審判『それでは、始め!』

合図と同時に私は高く跳躍した。落下の威力を利用し、敵めがけて蹴りをかます。避けられたけど。敵は鞭のようなものを振り回し始めた。

A『危ないなあ。そんなもの振り回しちゃダメですよ?』

そう言いながら、鞭を両手で止める。電流?そんなもの流される前に倒せばいんだよ。
そのまま鞭を思い切り引っ張り、敵との距離をつめる。そして、顔面めがけて蹴った。敵は気絶したようで、私の勝ちとなった。

ゴン『お疲れ!凄いねA!最後の方、俺見えなかった』

キル『悔しいけど俺も』

ウイ『素晴らしいですAさん。これなら皆さん次の段階へ進めますね』

ついにですか。ついに発ですか!修行頑張ったかいがあったよ!

私達は発について教わっていた。そして、水見式というものをやることになった。
待ってました!
ゴンは強化系、キルアは変化形、そしてズシは操作系だ。私は.....

A『え、葉っぱが沈んじゃった....』

もしやこれは。

ゴン『ウイングさん、これは何系なの?』

ウイ『どれにも当てはまらない。つまり.....特質系です』

ですよね!やったよ、特質系だよ!The トリップって感じだね!←

ウイ『これから4週間は、水見式での変化がより大きくなるよう修行してもらいます。それから、Aさんは葉っぱの数を増やしてください。より多くの葉が沈むように』

A『おす!』

・ ・ ・ ・

あれから3週間がたった。うん、大分出来るようになってきた。コップの半分は、沈んだ葉っぱに埋め尽くされている状態だ。

A『あと、1週間.....!』

・ ・ ・ ・

ウイ『それでは、修行の成果を見せてもらいましょう。まずはキルアくん』

A『あまっ!』

水が蜂蜜のように甘くなっていた。そうだ。砂糖が欲しくなったら、キルアに頼もう!無料だし!←

ズシとゴンがおわり、次はいよいよ私の番だ。私は用意していた葉を、グラスの上に積み上げる。

キル『A、のせすぎじゃねえの.....?』

大丈夫だから、見てなって!そう言って、私は練をする。その瞬間。グラスからこぼれんばかりにのせられていた葉が全て沈み、かわりに居場所を失った水が溢れてきた。

ウイ『…………!正直、ここまで出来るとは思っていませんでした。そして、君たち2人は裏ハンター試験合格です!』

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作成日時:2018年8月29日 22時

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