むずかしいおつかい (ページ38)

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朗報です。パク、生きてます。ページ38

A『は？.....いやいやいや！』

フィン『俺達だって不本意だけどよ、団長命令なんだ』

誰か団長大百科的なのを作ってほしい。
クロロが何を考えているのか全く分からない。

キル『.....戻れって事は旅団をやめたのか？』

フェイ『知らなかたのか』

フェイタンが馬鹿にしたように言う。
放っておくといらないことまで言いそうだったので、私は割り込んで話し出す。

A『私は蜘蛛には戻らない。.....という訳で、そろそろ御暇します！』

これ以上面倒臭い事になる前に、私はゴンとキルアを引っ張って逃げようとした。が、フィンクスに首元を捕まれ失敗。
うげえ、と情けない声を出す羽目になった。

フィン『まあ、待てよ。俺もお前の入団には反対だから今回は駄目でしたって事で団長に言うけどよ......蜘蛛は、1度盗むと決めたものは絶対に盗む。次会ったら覚えとけよ』

最後に三流な台詞を吐き捨て、2人はどこかへ去っていった。
何故だか、2人の姿が見えなくなるまで目が離せなかった。
名残惜しい、なんて事はまるでない。
まるで、ない。

・
あんなことを言い出した理由は気になるが、蜘蛛のことは一旦忘れ、私達は本来の目的を達成するため、ツェズゲラさんのもとへ来ていた。

ツェズ『練を見せてもらおうか』

自信ありげに練をするキルアとゴン。私はというと、同じく練をしている。
練を見せろの本当の意味は、今までの鍛錬の成果をみせろ、という意味だ。
つまり、ただの練をした所でツェズゲラさんが合格、というわけが無いのだが、2人はそんなことを知る由もない。
私だって漫画を読み漁っていなければ、一生知らないままだったろう。

ツェズ『駄目だな。君たちではすぐにゲームオーバーになるだろう。.....十日後、選考がある。それに受かればゲームに参加出来る』

ツェズゲラさんはそれだけ言って立ち去っていく。

10日。それまでに、念の制御を完璧にしなければいけない。
突然の告白だが、前回旅団のアジトを壊してから(詳しくは番外編を！)リミッターが外れたのか何なのか、念が暴走気味になっていた。
今ここで使うと大火事になるくらいには。

こうして、修行の日々が始まった。
(これからもずっと修行ですが....)